以前、週に2度3度、日帰りで東京へ仕事に出かけていた夫が
「新幹線が京都に近づいて東寺さんの五重塔が見えると
あぁ、帰ってきた、とホッとする」
とよく言っていました。
研究者として一番脂がのっていた時期の夫は本当に忙しくて
今思うとよく身体も壊さずやっていたと思います。
若かったんですねぇ。
私は、新幹線を利用する時も在来線を利用する時も
実家への往復では東寺さんの五重塔を見ることはありませんので
何を見て帰ってきたなぁ、と感じるかというと
京都タワーです。
けして素晴らしいデザインのタワーではないけれど
いつしか、この景色を見ると、
(あぁ、帰ってきた)とホッとするようになりました。
故郷を離れた頃には駅を出て正面に見える姫路城を見ると
ホッとしたものでしたけれど
心の中でホッとする光景は京都の景色になってしまったんですね、
時の流れを感じます。
昨日・今日とフルスロットルの時間でした。
ケアマネさんと連絡を取り、お願いしたいこと、気がかりなこと
確認しておきたいことなど打ち合わせをしていただき、
役所関係の手続きを一つ済ませて
母のために郵便局へ「プレミアム商品券」の引き換えに行き(笑)
庭の剪定に庭師さんに入っていただき、
今日は通院の付き添い、
薬局へお薬を取りに行き、
数日分の買い物をして冷蔵庫や食品庫に補充して
ヘルパーさんに必要事項を引き次いで
夕食の支度をして
「今日、帰るんか?」という母に
「明日、お茶会やから早朝から出かけないといけないねん、今日中に帰らないと」
と納得させて1泊で帰ってきました。
短期記憶がかなり怪しくなってきている母。
カレンダーに大きな文字でその日の予定を書いていても
予定の書かれた日が『今日』と言う事を時々忘れてしまいます。
日付がわからなくなってしまうんです。
毎日、朝電話をして
「今日は〇〇があるからね、〇〇さんが来てくれるからね」
とその日のスケジュールの念押しが必須です。
明日は
「今日は夕方まで携帯には出られないからね」
といっておかないといけません。
4時起きで支度してお茶会に出かけます*1
*1:+_+