昨日の日曜日は9月最後のお茶のお稽古日でした。
朝から気温はぐんぐん上がり、雨の予報が一転、晴れて
着物を着るという点では晴れてくれるのはありがたいのですが
エアコンをつけていないととても着付が出来ないくらい蒸し暑いのは参りました。
単衣の色無地は毎年9月に着ることにしている鶯色。
しぼが大きくて軽やかな着心地の一枚です。
合わせた帯は大丸の売り出しで求めたもので
それにしても本当に蒸し暑い日曜日でした。
お茶室にはエアコンが入っていますけれど
寄り付きや袴付けに移動するとムッとする空気が漂っていて
思わずお稽古仲間の皆さんと
「暑ーーい」と言い合ってしまうほどでした。
明日から10月。
今週、金曜日のお稽古は1年の内、10月だけの道具立て
中置のお稽古です。
風炉での点前では風炉釜はお客様から一番遠い場所に置くのですが
(お客様が熱い思いをしないように)
10月に入るとそろそろ空気もひんやりとし始め
釜や炭の暖かさが恋しくなってくるので少しでも風炉釜をお客様の近くに、
という心遣いから
風炉釜の位置が点前畳の中央に移されるのですが
その配置での点前を『中置(なかおき)』と言います。
1年の内10月だけのお点前なので
点前の作法がなかなか体にしみ込んできません。
いつも、
(えっと、これでよかったんだっけ?)と頭で考えながら、になるのですが
頭で考えると途端にぎくしゃくしてしまってやはりだめですね。
10月と言えば、
何と言っても明日からの消費税増税
コンビニやイートインとテイクアウトのある飲食店などでは
きっと最初は8%と10%とでお店の方もお客の側も戸惑うことも多そうです。
ポイント還元のシステムは私の普段の行動範囲でどれほど利用できる機会があるのかも
まだ何とも不明瞭。
けれども、人間というのは予期に付け悪しきにつけ
何事にも慣れて順応していく動物なので
そのうち違和感もなくスムーズに買い物するようになっていくのでしょう。
増税で得られた税収が、どうぞ国民の生活をよりよくしてくれるように
祈るばかりです。