いつも実家へ向かう時は新幹線を利用していました。
乗っている時間が短くて済み、確実に座席を抑えることが出来るので
(ぜいたくかしら)と思いながらも、たまのことだから、月に一度だから、
と、のぞみを利用して移動していました。
先日来、母の体調不良やそれに伴う入院などで
1週間に、実家のある隣県と京都を2往復するような生活になって
とても往復新幹線、というわけにはいかなくなり
在来線(JR京都線&JR神戸線)を走る新快速を利用するようになりました。
関東、特に東京の電車ほどではありませんが関西の主要な町を結ぶ新快速は
とても混雑します。
時間帯によっては座れないことも多くて、ひどいときには乗ってから降りるまで
ほぼ立っていることもあるのです。
関東では当たり前になっている、普通列車の指定席制度が関西でもあれば、と
いつも思っていました。
この春、その新幹線に指定席車両が出来るというニュースを見て楽しみにしていたのですが
とりあえず試験的導入なのか、
調べてみると運行はわずか1日4本…… (*_*;
これでは実家への移動にはあまり使えそうもない、と思っていたのですが
先日の移動の際に、たまたま駅のホームに着くと
『次の列車はAシートのある列車』とアナウンスがありました。
これはぜひ試してみなくちゃ、と早々に指定席車両の9号車の足元番号に並んで待ちました。
乗車してみると席の埋まり具合は3分の1くらい。
ほぼサラリーマンのような男性客ばかりでした。
乗車して列車が駅を発車するとすぐに係員の方がまわってきて
降車駅を告げ、イコカで清算しました。
どこからどこまででも座席指定料金は500円です。
これを高いと思うか、安いと思うか。
母のことでこのところ少し疲れ気味の私には500円で
静かでゆったりした空間で移動できることはとても嬉しいと感じました。
(でもね、関東の指定席制度みたいにICカードを席の上にかざすだけで済むほうが便利なのに、と思ったけれど)
座席指定料金を支払うと、パーサーの後に続いてアンケート用紙を持った係の方がやってきて
お手数ですが、とアンケートの冊子を手渡されました。
簡単な内容だったので記入にはさほど時間はかかりませんでした。
こんな列車を増やしてほしい私は「welcome」な意思を思い切りアンケートの回答に反映させましたよ(^^;)
せめて走行している新快速の2本に1本がこのシステムを取り入れてくれるといいのに。