一旦冷え込む日が続いたと思ったら、また日中は夏日になって
着る物に困ってしまいます。
快適に過ごせる洋服を選んだ、と朝思っていたらお昼にはもう「暑い!」って💦
そんな真夏日が帰ってきた今週ですけれど、久しぶりに関東煮(かんとだき・関東で言うところの「おでん」です)を食べたくなってこの季節初めて、関東煮を作りました。
大根の輪切りを下茹でして、次にこんにゃくを下茹で。
牛すじも時間をかけて下茹でして流水できれいに掃除して
ゆで卵作って、 と下準備を済ませるとあとは煮込むだけなのでラクチン。
それぞれを下茹でしている間に大鍋に出しを作ります。
私は普段、出しを引く時は水から真昆布を入れてお湯がふつふつしてきたら引き上げ、
鰹節をたっぷり入れてぐらっと一煮立ちしたらざるで漉すのですが
関東煮を作る時はもう少しこっくりした出しを引きたいので羅臼昆布を引き上げた後に鯖の削り節と鰹節を使います。
昆布は使いやすいように1回分に切って保存容器(OXO オクソー)に入れています。
真ん中のOXOには鰹の削り節。
手前の小さい保存容器には鯖の枯節(カビ付け)の厚削り節が入っています。
丁寧に出しを引いて材料を煮込んでいくとお酒やお醤油などの調味料は少し使うだけでもしっかりと旨味がでて美味しく仕上がるような気がします。
私の生まれ育った姫路では関東煮には「生姜醤油」が付き物でした。
姫路では「かんとだき」と呼ばれるものなのに、いつの間にかB級グルメとして
全国展開を狙って「姫路おでん」なるミョウチキリンな呼び名になってしまっています。
たっぷりとすり下ろした生姜に醤油をいれ、関東炊きを食べる時に、その生姜醤油につけて食べるのが「当たり前」です。
磐梯山の茶店で「おでん」を頼んだらたっぷりの辛子がついてきて
同級生たちと「かんとだき に辛子ついてる‼」とびっくり、
ちょっとしたカルチャーショックでした。
お鍋いっぱいに作った関東煮、久しぶりで美味しくて
二日間、我が家の夕食になってくれました。
さて、今週は週の初めから、3日間、実家へ出向いていました。
施設で暮らす母から「みかんと柿とリンゴと巻き寿司」という指令が来たので届けに行き、ついでに(?)母の介護認定の更新申請の書類を施設の方に託しました。
実家の庭の草抜きをしたり、無人になってしまっている実家を、日頃何かと気に掛けて
くれている叔母と従妹に母の様子を話しに行ったり。
あっという間の3日間。
なのですが、最近の小さな悩みに、実家では熟睡できなくなったことがあります。
実家で暮らしていた時の私の部屋は2階にあるのですが
母が要介護1になった頃から、実家へ行くと、夜は母の居室の隣の部屋で眠るようになり(夜中にトイレに立った母が転倒するのが不安だったので)
母が施設に入所してからも無人の実家に泊まる時には1階の母の居室だった部屋の隣の部屋で眠るようになっています。
枕が変わると眠れない、とよく言いますけれど
私は本当に枕が変わると熟睡できない質です。
実家にも、家で使っている枕と同じものを置いているのですが
布団の硬さや部屋の雰囲気など、総合的な要因で、よく眠れないんでしょうね。
それに、留守宅にいる猫たちがちゃんと世話してもらっているかとても心配で。
と言うのも夫は猫トイレのチェックを怠りがちで、しかもADHDの特性の一つで
扉を閉めるのがいい加減なところがあるのです。
「猫たち、ちゃんと3匹揃ってる?」とメッセージを送ると
「大丈夫」と言う返事が来るのですが、その後、心配になった夫が毎回、3匹がどこにいるか所在確認をしているのを私は知っています(;´Д`)
3日間、留守をして帰宅して門を開けると、玄関の扉の向こうに猫が並んで座っているシルエットが見えて、疲れも取れる気がします。