先週末、仕事で1日出ていた夫、今日を代休にしていました。
日曜日の夜
「火曜日、代休取ってるし、泉涌寺に行こうよ」
とのお誘いに
「雨がひどく降ってなければね」
と返事をしていました。
昨夜の天気予報では明日(つまりは今日)は午後から雷雨
うーーーん、どうかしら。
と思いつつ朝になってみると天気予報が外れたようでいいお天気でした。
いざ、泉涌寺へ!
泉涌寺は通称『御寺』
それゆえ、御寺と呼ばれています。
私はここの楊貴妃観音さまをまだ拝ませていただいたことがなくて
以前から、ぜひ拝見したい、と言っていたのを夫はふと思い出したようでした。
(後からわかることですが、我が家の夫の、なんとタイミングの悪いこと)
朝の家事を済ませ、猫たちに留守番をお願いして出かけました。
お天気は良かったけれど、低気圧が近づいていたせいかちょっと頭痛がし始めていた私は鎮痛剤を服用して、バッグにもいつも常備しているロキソニンを忍ばせてのお出かけでした。
泉涌寺に向かって、途中、七条まで行ったあたりで
夫のお腹の調子が悪くなり、急遽、京博(京都国立博物館)で手洗いを借りることに。
(あそこは入場ゲートの手前にお手洗いがあってチケットを購入せずともトイレをお借りすることが出来ます)
夫を待つ間に、ふと思いついてスマホで泉涌寺のHPを見てみました。
【2019年6月10日~6月14日 諸行事により拝観中止のお知らせ】
そんな文字が目に飛び込んできました。
えっ……
えっと、拝観停止って書いてあるよね
今日は6月11日だよね……
用を済ませた夫に
「ほれっ」とスマホを見せました。
「えっ⁉ 今日って何日?」
これじゃ行ってもあかんやん。
どうすんの?
そんなやり取りがありまして。
「あぁ、確かここの近くに長講堂があるはずやわ、みうらさん(注1)たちも行ってたよ、そこに行ってみよう」
(注1)みうらさんとはみうらじゅんさんの事。
仏友のいとうせいこう氏と二人で全国の仏像を見てまわる旅『見仏記』は本や
DVDになっていて我が家には本もDVDも全巻揃っています。
と、夫が言いまして。
急遽、目的地を長講堂に変更しました。
ナビで調べて行き着いた長講堂は
…… 拝観には事前予約が必要
出遇いは 宝もの
なんか今日の私たちに微妙なお言葉
門の外から画像だけ取らせていただきました。
頭痛もするし、ここで一気に帰りたくなっている私。
口には出しませんでしたけれど、態度には出ていたと思います(-.-)
どうしよう、どこに行く?と言いながら目が泳いでいる夫を尻目に
暗い顔してこめかみを、これ見よがしに抑えながら歩く私。
と、
なんだかレトロでいい雰囲気の建物が。
何だろうと近づいてみると
《かるた・トランプ》山内任天堂 とありました‼
そう、あの任天堂の古い社屋のようでした。
帰宅してから調べてみたら、初代の本社ですって。
この山内任天堂のレトロな社屋を見つけてちょっとテンションが上がった私を見て
「長講堂は残念だったけど、これが見られてよかったね」
と、自分のどんくささをごまかそうとする夫に
冷たく
「それで、どうするの?」と聞いてあげました。
この間、NHKの京都ニュースで藤森神社であじさい祭りしてる言うてたし
あじさい見に、藤森神社に行こう!
と、良いこと思いついてほっとして妙に明るく話す夫に
「頭痛いし、ほんとは帰りたいねんけど」と、勿論、勿体つけてあげましたとも。
と言う事で、急遽行き先は藤森神社に変更。
藤森神社は墨染というところにある歴史ある神社です。
ところで、この藤森神社があるところの地名
墨染(すみぞめ) って珍しいと思ってちょっと調べてみました。
イメージでは、僧侶の衣を染める商売をしていた地域なのかなぁ、と思っていたのですが。
ふーーん、墨染寺(ぼくせんじ)というお寺があったことからこの地名が付いたんですね。
藤森神社に到着、
まずはお昼ご飯を食べたい、という夫
食事できるところを探しました。
大学が近くにあるからでしょうか、
近くには食事できるところが思ったよりもたくさんありました。
1軒目に入ったカフェ&レストランは……
満席
2軒目に入ったレストランは……
申し訳ありません、今日はランチが早い時間に売り切れてしまって。
もう、呪われてる?
今日は出かけたらあかん日やったんでしょうか。
で、3軒目に入ったうどん屋さんで無事にお昼ご飯を食べることが出来ました。
向こう側、夫のかき揚げ冷やしうどん
手前は私のちく天とゆで卵天の冷やしうどん
大変美味しくいただきました。
で、無事に藤森神社のアジサイを見たのですが。
夜、ニュースを見ていたら、
これです‼‼
このために、泉涌寺は拝観が停止になっていたのね。
というわけで、
藤森神社のあじさいは明日ご紹介いたします(^.^)