こと子の日々の暮らし方

夫婦と猫3匹との平凡な暮らしを日記代わりに綴っています

着物を預けに行って来た

夫は、年が明けて2週間ほどして60才になりました。

 

夫と初めて会ったのはお互い18才の秋。

大学の一回生でした。

 

それから42年

長いようで、振り返ってみるとあっという間のような、

でもそれなりの歴史を残してきた、と思うと感慨深い気がします。

 

夫は大学在学中に、ある国家試験に合格、

卒業後、二年間の修習を経て、

実務家にはならず、大学に戻って研究者の道を選びました。

 

修習の同期生達が経済的に豊かな暮らしが伴う将来を選び取った中、

人付き合いが苦手で、ものを考えるのが好きな夫が選んだ道を、

夫の両親は少し残念に思っていたようでした。

 

地味で苦しい研究者としてのスタートからの数年間を過ごし、

専門分野で段々と認められるようになり、

世の中に名前が出るようになった頃から

忙しい日々が続くようになり、

本来の仕事にプラスして日帰りで京都と東京を行き来することが週に2度、3度。

今思えば、夫は若く、体力も気力も充実していました。

 

子供達が独立し、

夫は、重責を担い目まぐるしい日々を過ごす中で、仕事とは別の時間を持ちたい、と

私が若い頃から続けてきた茶道の稽古に通うようになりました。

 

この10年、月に2度か3度

稽古場でお点前の稽古をする夫。

夫が茶道の稽古をしていることを仕事関係の方達は全く知りません。

 

 

今週末、夫のお弟子さん達が還暦を祝って宴席を設けてくださることになりました。

 

いつもは自分で済ませる結髪と着付けですが、

今回はプロにお願いする事にし、

今日、着物や帯を預けに行きました。

 

着物・帯、帯締め帯揚

長襦袢肌襦袢裾除け

伊達締め、腰紐

和装コートに草履

 

和装用のトランクに詰めると腕が千切れそうな重さです。

 

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持って行ったのはこの訪問着

この画像はこの訪問着を購入した時に見本でボディーに着付けてあったもので、

帯はこれではありませんけれど、

同じような淡い色目のものにしました。

 

せっかくの機会、

皆様に一服、お茶を点てて召し上がっていただいたら?と提案しましたら、

 

「絶対に嫌だ、そんなことするくらいなら祝賀会には出ない‼︎」

 

やっぱり。

冷やかされるのは真っ平、と予想された返事ではありましたけれど、

夫の点前する姿を見たらきっといい話の種になったのに、とちょっと残念な気がしました(笑)

 

 

若い頃と違って、定年が伸び、

退官まであと5年。

まだまだ頑張ってもらわなければなりません。

 

が、この週末、

我々夫婦にとっての人生の1つの節目の日になりそうです。

 

 

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