1週間ぶりの更新、そして1週間ぶりの着物でのお稽古日でした。
令和5年になって、
初詣・お稽古場の初釜で3日間、お家元の初釜、と5回、和装で出かけていて、
今日は1週間ぶりの着物でお稽古でした。
朝、起きてカーテンを開けたら、庭の睡蓮鉢(メダカの鉢)すべてに氷が張っていました。
天気予報通り、夜半から冷えていましたから。
でも、今度の水曜日あたりからまた、一段と冷え込むそうです。
でも、この冬は雪が降りません。
いえ、降るには降ったんですけれど。
昨年12月の急に冷え込んだ日、屋根の上に積もった微かな雪は
朝日が当たるとすぐに溶けてしまったし、
いつだったか、お昼間にちらちらと空から舞い落ちてきた雪も
ほんの一瞬で止んでしまいました。
夜中に雪が降って、目覚めるとしーーんと静かな雪の朝はこの冬はないのでしょうか。
今日の着物
正絹縮緬 薄灰色の地に花と扇の刺繍が飛んでいる付下げ
小紋のようですけれど、刺繍の柄がすべて上を向いているので付下げになるのだと思います。
季節の柄の名古屋帯、特に染め帯って、もう無限に欲しくなって困ります。
1年のうちでも、『その時』にしか使う事が出来ない着物や帯、
贅沢な楽しみですけれどね。
毎年、1月と2月の掛かりに使うことにしているこの水仙の帯、
お稽古仲間にも好きでいてくれる人が何人かいて
「あ、今年もこの帯の季節やね」と言ってもらうと嬉しくなります。
令和5年、最初のお稽古だったのですが(お稽古場は先週の日曜日もお稽古があったのですが私は欠席しました)
1月恒例の皆具でのお稽古でした。
(お茶をやっていらっしゃらない方には訳の分からない話でごめんなさい)
毎年、いろいろな皆具をお稽古に出してくださるのですが
今年は唐銅の皆具。
しかも初めて拝見する水指・杓立・建水・蓋置でした。
蓋置も、火箸も主茶碗も初めて見るもので揃えてあって、
一体、宗匠はどれほどのお道具をお持ちなんだろう、と改めてびっくり!
皆具と言うだけで気が引き締まるのに、唐銅って。
唐銅蓋置は馬鈴で、扱っているとチリチリと鈴の音がします。
如何にも新年のおめでたい、しかも凛と張り詰めた空気感にふさわしい設いで
今年もまた1年、精進しよう、と思えたお稽古でした。