今週のお稽古はイレギュラーで土曜日でした。
天気予報は午後から夕方にかけて雨。
でも午前中から、いつ降り出してもおかしくないようなどんよりしたお天気でした。
お稽古は午後1時から。
着物を着て外に出てみると今にも降り出しそうな気配。
でも雨草履を履くほどでもないし、
準備していた草履をもって慌てて二階に上がり着物部屋(洋服も収納していますが私は着物部屋と呼んでいます)からクラリーノの草履を持って降り履き替えて出かけました。
クラリーノ草履のことは以前記事に書きました。
hibinokurasikata.hatenablog.com
↑ 購入から約2年、お天気が怪しい時だけでなく
気軽なお出かけにも重宝しています。
履き心地もとってもらくちん、お手入れも履いた後に天や花緒の埃を
靴ブラシでササッとはいて半日から1日、玄関で湿気を飛ばしたら箱に入れて着物部屋へGo!
洋服用の靴はすべて玄関の下駄箱(下駄箱だけど下駄は入ってません)に入れていますが
下駄を含め(笑)、和服用の履物はすべて着物を収納している部屋のシェルフに
購入時の箱に入れ、箱の側面に中身がわかるようにメモを書いてしまっています。
つい前日、和装着付け小物の棚卸をした際に、ついでに、と草履の整理もしておこう、と箱を全部棚から下ろして一つ一つ箱を開け、痛みが出ていないか、チェックをしたところ存在を忘れていた草履が2足……
(アッ、こんなのも持ってたんだわ、ごめんね忘れてて)と心の中で片手拝みに謝っておきましたけど。
前置きが長くなりました。
昨日のお稽古の時の着物
そろそろ葉桜、川べりの柳の芽吹きもすっかりそろって美しい「柳の糸(3月の銘に使われますね)」が見られるようになったので
新緑をイメージして若草色の江戸小紋にしました。
ツタの葉が織り出された白生地に若草色で江戸小紋の三役の一つ「鮫模様」を染めてあります。
画像を見てみると着丈を長くとり過ぎていますね、
草履を履いての外出時ならこれでいいけれど茶室の中ではちょっと見苦しい(^^;
先日、コーリン腰紐を新しく購入したことを書きましたけれど
どうも my just size に調整できていないようで着付けているうちに裾が下がって来たようです。
帯は西陣織
白地に桜の花びらが極々控えめに織り出され、
紫・深緑・紅・薄紅等の扇面が太鼓柄で入っています。
帯芯が柔らかすぎて結ぶのにいつも手間取るのですがどんな着物にも合わせやすいので
便利な帯です。
俗に、「着物1枚に帯3本」とよく言いますけれど
私の場合は「帯1本に着物3枚」のほうがしっくりくる気がします。
主張しすぎない無難な帯は面白みには欠けるかもしれませんけれど
いざという時、組み合わせをどうしようかとあぐねる時、いつも助けてくれるのはそういう帯です。
この季節、この時期に!と年に一度の出番を楽しむ、例えば桜・水仙・藤・杜若などの季節の花の帯や、十二支・お雛様・兜・七夕 などの節気の柄の楽しみは格別なものがありますけれど、こういういつでも使える無難な帯はお助け帯として2.3本持っていると困らないかもしれません。
帯揚げは、おなじみ 白地にくすんだ緑の梅柄飛び絞り
帯締めは朱赤と緑と朱赤が表裏になってリバーシブルに使える平組
毎年、この時期にお稽古場の近くの道で咲くこの木。
源平咲きの花桃です。
今年は桜より遅くなった桃。
満開で、お稽古帰りの夕方の薄曇りの中で見事でした。