昨日に引き続き、節分の今日もお茶のお稽古へ。
朝、晴れていたかと思えば黒い雲がかかり、
午後からは雨が降り出した京都。
今夜は吉田神社をはじめ、様々な寺社で節分の行事があるのに雨とは残念なことです。
今年は2月2日が午の日、節分前に午の日が来るという珍しい回りの年です。
立春前に午の日がある年は火事が多い、
火の元に注意が必要、と昔から言われていますけれど、
先程ニュースで、今年は例年に比べて火事の発生件数がすでに二倍、と言っていました。
根拠はわかりませんけれど、
昔から言われてきたことには何か経験からくる
教えがあるのでしょうね。
今なら気候・天候など、統計学的に火事が多い理由を説明できるのかもしれません。
お稽古の着物
この江戸小紋、今の時期なら梅に、
三月には桜に見立てて着ています。
お稽古が終わった後、
少し歩いて今日庵さんの茶道資料館で開催中の
新春展 『旅する茶道具』を拝見しに行ってきました。
展示点数はそう多くはありませんでしたが、
珍しい茶箱や旅箪笥、絵巻など興味深い展示品を観ることが出来ました。
キンマ塗の、細かく丁寧な細工を施された茶箱がそれは見事、
また旅箪笥が初めて使われたと思われる時の解説や、お茶壺道中の絵巻など貴重なものを拝見できました。
展覧会を拝見した後、
呈茶席で一服頂戴しました。
主菓子は二条若狭屋さんの『福梅』
上品な甘さで見た目にも綺麗な季節のお菓子、
美味しく頂戴しました。
お薄の茶碗は辻村史郎さん。
大ぶりで大胆なヘラ目の入った味わい深いお茶碗でした。(写真はご遠慮しました)
バスに乗って自宅最寄の停留所で降りるとかなり大粒の雨が降ってきて、小走りで我が家へ。
時刻はもう夕方、
お腹を空かせた夫と猫2匹が私の帰りを待ち構えていました。