こと子の日々の暮らし方

夫婦と猫3匹との平凡な暮らしを日記代わりに綴っています

うるさーーーい

以前にもここで少し書いたのですが。

 

我が夫は世間でいう『お勤め人』とは少し違っておりまして。

いえ、お勤め人には違いなく、

お給料を頂いて働いています。

が、ある程度の決まったタイムスケジュール以外は自分の都合で勤務先に出るも出ないも任されていて、

本来の勤務先以外の外部の仕事をすることも許されています。

 

そのため、都度確認しないと夫のスケジュールがわかりません。

 

その夫、

昨年の10月より半年間、

全く自由にして良い、

とても長い長いリフレッシュ休暇期間のようなもの

(正確には〇〇専念期間と言います)に入っています。

 

同業の方々はこの期間を迎えると

海外に出られたり、ライフワークにしている課題に集中的に取り組まれたり、

それぞれ有意義に過ごされるようです。

 

若い頃は、それこそ寝る時間も忘れて

仕事に没頭していましたけれど

最近はいたってのんびり。

責任の重いお役から解放していただいたタイミングとちょうど一緒に

なってしまったものだから、まるで腑抜けのようにだらだらと毎日を過ごしています。

 

それはいいのです。

私は専業主婦。

夫の稼いでくれるお給料で生活をさせてもらい、

私は私の職分である家事を、

これまでと何ら変わらず淡々とこなしていればいいのですから。

 

いつの頃からか、

やたら夫が饒舌になっているのに気が付きました。

 

私は自分が興味のあるテレビ番組は録画をしておいて

夜、ゆっくりした気持ちでじっくり見ることにしています。

当然、居間にあるテレビで見るので夫も一緒に見ています。

すると、番組で紹介される事柄についての蘊蓄を語りだしたり

二時間サスペンスなどの場合は、

「現実にはこんなことはない!」と彼の専門知識に照らして

間違っている部分を指摘し、本来はこうなのだ、と言う事を話すのです。

 

二時間サスペンスに文句をつけるのはまだしも、

 

ドキュメンタリー番組や、私の興味のある教養番組を集中してみたい、

と思っている時、夫の『蘊蓄語り』が非常に耳障りで

番組のナレーションが聞き取れなかったり、集中できなかったりで

すごくイライラするのです。

 

心の中で(もういいよ、少し黙って)と思い続けているにも拘らず

夫はまだ滔々と話し続けるのです。

 

以前はこんなに家庭で話す人ではなかった、

決して無口では無いけれど、

見ているテレビ番組にいちいち口をはさんだり

見ている間中、そのドラマにずっと文句を言い続けたりすることはなかった。

もしかして、これって老化?!

ええっ‼

すごくショックなんですけど……

 

と、ある日、ふと気づきました。

 

夫が〇〇専念期間に入ってからこの状況が始まった!

 

家庭にいる時間が増え、たまに必要があって職場に行っても

自分の部屋にいて誰とも話をする機会がないはず。

 

従来ならば、夫は定期的に否応なく話をする必要があり

大勢の人と関わって毎日を過ごしているのに

昨年の10月以降、私以外の他人と関わるのは

ご近所の方との朝の挨拶か、お稽古の時にお目にかかる方々との交流だけ。

 

あぁ、夫は『しゃべるという行為』に渇望しているのだ!

 

 

今夜も、録画しておいたドラマ

「モンローが死んだ日」

を見ていると精神科医についての蘊蓄をひたすら話し出され、

好きな女優さんの主演ドラマで楽しみにしていた私は

心の中で何度も何度も

(うるさーーーーーーい)と叫んでいました。

 

危うく、実際に口から出てしまうのではないか、と不安になるほどで

このままではイライラするばかり

 

録画番組を止めて、

「ちょっと甘いものが食べたくなったわ」と言い訳のようにつぶやき

台所に立って行って、買い置きのゆで小豆の缶詰に少しの水を足して

鍋にかけ、お餅を焼いて

お善哉を作り夫の元へ運びました。

 

お腹がいっぱいになったのか、少し眠くなった夫は

居間のソファで居眠り。

 

私はその後ゆっくりとドラマを楽しむことが出来ました。

 

二人きりの家族の不便なところは

「見たいテレビがあるから」と一人別室に籠ることが出来ないところ。

 

「何か怒ってるの?」と必ず夫に訊かれるからです(>_<) 

 

 

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( 小豆の缶詰を使うとすごく簡単、お善哉)

 

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