こと子の日々の暮らし方

夫婦と猫3匹との平凡な暮らしを日記代わりに綴っています

令和3年秋 京都御所で茶道具を見る

昨日、11月21日のお稽古の後、京都御所で公開されているお茶道具を拝見しに出かけました。

今回の特別公開のテーマは『お茶』

これは是非とも拝見しに行かなくては!

 

お稽古でご一緒したお仲間と一緒に、お稽古している宗匠のお宅から京都御所まではゆっくりおしゃべりしながら歩いて15分ほど。

 

中立売御門から入ると入場を待つ人の列はさほど長くなく御所の公開日には常にここが開かれる宣秋門のところで検温、消毒をし、その後鞄の中のチェックを済ませると御所の中へ入ることができます。

 

今回の一番の目的だったお茶道具は宣秋門を入ってすぐのところ、ガラスケースに入って公開展示されていました。

 

初めて見る『二階台子』

上部に四季の花鳥図を描いた美しい小襖がはまっている背の高い台子

(下のポスターに画像があります)

高さは人の背丈くらいあるように思いました。

 

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ポスターの上にある画像が茶道具を置く棚「二階台子」

その下にあるのは風炉

この風炉は2つが一対になっていてこの上に乗る鉄釜も同様。

 

双子のような風炉釜が二階台子の左右両端に置かれ、真ん中に、まるでお釜のような大きさ・形の銅の水指、

その横に同じく銅の建水・蓋置・杓立が同の皆具で設えられていました。

いったい、あんなふうに台子の両端に揃いの風炉釜一対を置いてどんなふうに使っていたんでしょう。

この次 お稽古に行った際に宗匠にお尋ねしてみようと思います。

 

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こちらは東宮さま 『東宮新茶御壺口切之儀』 の様子を再現されていました。

人形は世界的にも有名な有職御人形司 伊東久重 氏の手によるもの

 

 

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 牛車の展示もしてありました。

すごく大きくてびっくり。

牛車は葵祭の際に見物することがあってもこんなに間近で見ると改めてその大きさに驚きました。

 

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紫宸殿

令和の即位に使われた高御座と御帳台が安置されていました。

大きくてすごく立派。

あの上に天皇皇后両陛下がお立ちになっていたのね。

左近の桜・右近の橘

桜は紅葉した葉が大方散ってしまっていて、橘は木が老木になって弱っているのか姿が乱れて養生している最中のようでした。

 

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優雅な回遊式庭園   橋の向こうに見えているのはお茶室です。

 

御所の中は特別な時だけの公開ですけれど、御苑(これが京都に住んでいると意識的にはなかなか納得できにくい。、監督官庁も違うんですけどね)は365日24時間開放されていて、通勤や通学の人が自転車で走る轍ができていて(御苑の中は玉砂利が引かれているのですが皆が自転車で走る部分はきっちり轍ができています)夫も大学へ出かける時には自転車で御苑の中を抜けています。

御苑は犬の散歩の人も多くて、

私がお稽古している茶道の流派のお家元のところのわんこ(力真丸・りきまる)の散歩にお家元やお家元夫人、家元後嗣が歩いていらっしゃるのもよく見かけます。

 

御苑の中の立派な銀杏の木のまっ黄色に色づいた様子がとても美しくて

紅葉も最後の盛りといった風情でした。

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御所の中をぐるりと一回りして御苑の中の喫茶コーナーで甘いものを食べて

友人と感想を話しているとあっという間に夕暮れになり、

「ではまたお稽古で」のあいさつでい互いに家路につきました。

 

久しぶりにお邪魔した御所、やはりいつみても素晴らしい。

眼福の日お時を過ごすことができました。

 

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