言いたくないけど……
暑いです。
日の光が痛い、そんな感じ。
外に出ると白いと感じるほどの夏の日差し。
メダカたちの鉢の水も40℃近くまで水温が上がっています。
それでも日々その鉢の中にいるメダカたちは徐々に上がる水温に適応して
手を入れるとお風呂のような水(温水)で元気に泳ぎ回っています。
そんな暑い中、昨日も着物でお稽古に行ってきました。
古い反物を昨年仕立てた藍染の綿紅梅の浴衣
広襟で居敷当てと肩滑りをつけてもらっているので麻の襦袢の上に着ても
まつわりつかず動きやすいのですが
綿コーマのように目が詰まっていない綿紅梅ですけれども
絹の夏着物に比べるとやはり綿は糸が太いので暑いです。
帯は博多の夏献上 こちらは薄くてもしゃきっとしている織なので
締めやすく軽くて着ていても快適なので夏には重宝する帯です。
帯締めはレースの薄灰色。
朝からお稽古に出かけ、午後3時に宗匠のお稽古場を失礼させていただいて
その足で大丸に買い物に出かけました。
(母から指令が来た用を足すための買い物です・汗)
母に言われた買い物を済ませ、ついでに夕食用の買い物を、と地下フロアに降りて
魚屋さんでお刺身を物色していると近くで同じように魚を見ていたご婦人(おそらく70代後半くらい)が、つつっと傍に来られて
いきなり袖をぐっとつかんでモミモミして
「あなた、えらいわねぇ、こんな暑い日に着物きて」と話しかけてこられました(゜-゜)
話している間も袖をつかんでモミモミ!手触りを確認されていたのでしょうか……
ちょっと引きつつ、「たまたまお稽古の帰りなので ごにょごにょ」とお返事しますと
「あら、お茶? 私も若い頃はねぇずっとお稽古してたんだけど最近は膝が痛くて正座ができなくてね、どこでお稽古されてるの」とお話が止まりません。
時々あるんです、お稽古やお茶会などの行き返り、着物着ていると
話しかけられること。
そして大抵、「私も昔お稽古してた」と仰います(笑)
でも、着物警察じゃないから
「あんた!そんな着方して!」なんていう御指導はいただくことはなく
ほぼすべて「やっぱり着物はいいわねぇ」で着地するからむしろありがたく嬉しいお声がけなのですけれど、
昨日の、袖つかんでモミモミ、はさすがに引きました。
いろんな方がいらっしゃるわ。
そんなこんなで、夕食用のお刺身とデザートの果物と
お野菜を少し買って家路につきました。
今年は昨年同様、8月もお稽古をしていただけます。
例年、8月は暑くて稽古もつらいから、という理由でお稽古はお休み、その代わり
勉強会として、様々なお茶に関係する場所に見学に行ったり
(お茶碗の楽さんや、お釜の大西さん、畳屋さんや茶室建築に携わる職人さんなど)
亭主と水屋、客に分かれて、一から料理を作っていただく懐石の勉強会やらするのが恒例だったのですがコロナで大勢が集まることを避けるために全員が集まっての勉強会は中止、で、代わりにお稽古をしていただけることになりました。
昨日のお稽古では7月の日曜も最後、ということで
コロナでお出かけを控えられていた方が数名、ワクチン接種を終えたので、と夏のご挨拶に見えて久しぶりの御目文字に話が弾みました。
我が家は、近所のかかりつけの内科で予約を取っていたのが
「京都のワクチン供給が追い付いていない」ということで一旦キャンセルになったのですが
「ワクチンが入りそうなので」とお医者様から連絡をいただいて今週末に1回目を接種することになりました。
ちょっとドキドキ。
アレルギー持ちなので副反応がでないか心配です。
お医者様は「若い女性が一番出やすいんですよ」と暗に(あなたは大丈夫!)と
仰いました(;'∀')