『時々着物生活』を続けている中で私が一番一番面倒だと感じること。
それは半襟を縫い付ける作業です。
昔からお裁縫は苦手。
必要に迫られて、ボタン付けくらいはしますけれど
できれば避けて通りたいことの一つです。
初釜や、格別なシーンで使うものには悉皆屋さんに半襟付けをお願いしています。
プロにつけてもらった半襟は着た時に変なしわもたるみも出なくて
とてもきれい(当たり前なんですけどね)
自分でつけるときは手持ちの長襦袢10枚ほどを一気につけるようにしています。
そして着用したものから半襟を外して洗濯しておいて
すべての長襦袢の半襟を外した時にまた一気にまとめて縫い付ける。
そんな風にしています。
例えば肌襦袢の上にベルトなどの固定具が付いた出来上がった半襟をつけて
上から着物を着てしまえばわからない、といった類のものや
そもそも半襟がつけてある既成の洗える長襦袢なども持っているのですけれど
着心地の点でいずれもいまいち。
それに固定式の半襟便利グッズは、私の装着の仕方が下手なのでしょうけれど
いつの間にかズレてしまったりするようです。
で、個人的にはポリエステルが苦手で個人的には長襦袢は正絹を着たいと思ってしまいます。
正絹の長襦袢に正絹の着物、この組み合わせが、私の場合、一番着付けがしやすく
気崩れも少ないようです。
一度ポリの長襦袢を着て出かけ、帰宅後に脱いだ着物を着物ハンガーにつるした時に
裾がひどく汚れているのに驚いたことがありました。
ポリなので静電気が起きて、乗り物に乗ったり町を歩いたりしている間に
裾に埃やついたんだと思いますが
世の中ってこんなに汚れているんだ、ってびっくりでした。
さて、先日ネットであれこれ見ていた時に
ポップアップ広告で両面テープで貼りつける半襟、というのが出てきました。
着物用の両面テープは持っていて何度か使ったこともあるのですが
不器用な私はYouTubeで紹介されていたつけ方の動画を見ても
その方のようにはきれいに付けられなくて(*_*)
参考にしたのは↓この動画です。
手順を丁寧に4つの動画に分割して紹介されています。
動画でとてもきれいに半襟をつけていらっしゃるのを見て
これなら!と思ってやってみたのですが
なんだかちょっと浮いたようになってしまって、自分の不器用さに
自分であきれてしまったことがありました。
で、今回見つけたのは
これは両面テープでつける専用の半襟だそうです。
半襟というのはご存じのように襦袢の襟より幅広のものですけれど
この両面テープ用の半襟は襦袢の襟と同じ幅にできていて
襟芯を入れなくてもある程度の張りがあり、テープが付きやすいように裏面に工夫がしてある、
と商品説明にありました。
で、試しに1枚、ネットで注文してみました。
使い勝手がいいようならもう2.3枚購入してみる予定です。
次に着物を着る機会に早速試してみたいと思います。
「これはいける!」
そんなご報告ができますように(笑)