お茶のお仲間が新築されたお茶室、そのお披露目のお茶会二日間が無事に終わりました。
ご招待のお客様、皆さま、感嘆の声をあげてのお席入り、
おかえりの際にもとても素敵な笑顔で充実した時間を過ごされたことが一目瞭然の二日間でした。
お手伝い二日目の装い
鶸色の一つ紋付下げに松に鶴の帯。
画像でみると胸元に汚れが付いているみたいですが(^^;)
これはあっさりと描かれた小花です。
朝、着付けているときに猫たちが三匹揃って部屋にやってきて
(着付の際には猫たちに入り込まれないように用心しているのですが
頭が良くて器用なタイガーはドアをいとも簡単に開けてしまい、残る二匹が当然、といった様子で続いて入ってきてしまいます・泣)
着付小物を咥えていこうとしたり、帯枕を蹴りぐるみ(猫の大好きなおもちゃに、前足で抱え込んで後ろ足で連続蹴りをする、蹴りぐるみというものがあるのです)のように
蹴りけりしたりで今朝は大騒ぎ。
うちのニャントリオは猫には珍しく朝寝坊で、
着物を着るのは朝早いことが多いので、たいてい猫たちはまだ寝ているのに
今朝はなぜか早く目覚めて付きまとわれてしまいました。
と、長々と猫を言い訳にしているのは……
今日は着物の背中心がずれてしまってお太鼓の上の着付がとても見苦しくなってしまったからなのでした(汗)
最後のお席のお客様を見送ってお道具を清め、水屋を片して
ご挨拶をし、外に出たら、
まるで切った爪のような、細くて白い月が空に出ていました。
晩秋のひんやりした空気が高揚した気持ちに心地よく
感激の二日間があっという間に終わってしまったのが少し名残惜しいような気持で月を眺めました。