今朝、背中をぐいぐい押される圧(笑)で目覚めると
葉っぱが布団にもぐりこんできて私の背中に密着して暖を取っていました。
寒い夜、眠るときには猫を布団に引き入れて抱いて寝るのですが
猫たちはどうやら布団の中よりは掛け布団の上がお気に入りのようで
毎晩、決まったように
タイガーは私の枕の左半分の上に、
葉っぱはそのタイガーの後ろ、私の左腰のあたりに、
そしてヤマちゃんは私の顔の右横にポジショニングして眠ります。
寝室にはエアコンがかかっているので猫にとっては布団の中では少し暑いのかもしれません。
が、今朝は本当に寒くて、葉っぱがお布団深くもぐりこんでくるほど。
私もベッドから出てしばらくは熱いお茶を飲んでぼんやりしていました。
そんな今季一番の寒気の中、令和三年の初稽古に行ってきました。
門人の人数を制限して水屋とお茶室と、どちらも密にならないように
最小限の人数での稽古始めです。
広間のお茶室に三人、
間隔を十分すぎるほどにとってマスクを着用しての稽古始めでした。
鳩羽鼠色の吉祥文様の訪問着
昨年の初釜で着た黒地の吉祥文様の訪問着と似たような柄行ですけれど
hibinokurasikata.hatenablog.com
地色が違うとずいぶん印象が違います。
この着物、裄のお直しが出来ていなくて私には寸法が少し足りず
着物の下、襦袢は嘘つきを着ています。
装道の美容ランジェリーにポリの替え袖と美容衿を装着。
画像で確認してみると右の替え袖をもう少し短めにつけた方が良かったようです。
ご存じだと思いますけれど、替え衿は半袖ほどの美容ランジェリーの筒袖にマジックテープで取り付けるので着物の裄の長さが常に着る着物と寸法が違っている時にはとても便利なアイテムです。
ただ、普通の長襦袢に比べると、美容ランジェリーを着つけ、袖をつけて
衿をつける、というスリーステップになるぶん、着るのに少し手間がかかると感じます。
(あくまで個人の感想です ^-^; )
帯は金色に菊が織り出された袋帯。
初おろしだったのですが収納していた時に折り方を失敗していたようで
お太鼓の中央に見事にたたみ線が出てしまってみっともないことこの上ない(;_;)
出かける私の後姿を見た夫が
「その帯、真ん中に線ついてるやん!新年早々みっともないなぁ」ですって。
こんなことなら昨日にでも一度試着して確認しておけばよかった……
そしたらアイロンで少しはごまかせたかもしれなかったのに。
すべて後の祭りです。
何事も事前の準備と心構えが大切、と勉強しました。
が、きっとまたすぐに、準備不足で冷や汗、という経験を繰り返してしまいそうな私です。
帯揚げは薄物色、綸子の唐織で梅の模様が織られています。
帯締めは薄い紫と黄色のかなり厚みのある畝の平組。
そういえば、今日、この着物を着て水屋にいましたら
水屋の電球(昔ながらのオレンジ色の光の電球です)の下では地色が紫に見えていたようで
明るい広間のお茶室に入った時にお仲間から
「えっ⁉ その着物、紫だと思ってたら違うのね⁉」と驚かれました。
電球の光マジックです。
新春の、ちょっと楽しいエピソードになりました。