8月16日
京都は大文字さんの日です。
大文字焼き、そんな風に言う方もいますが(^^;
そんな行事はありません。
五山の送り火
大文字
大文字さん
地の人はそういう風に言われます。
結婚して京都にやってきて、唯一、必ず続けていることは
8月16日の大文字さんの日には京都にいる、と言う事です。
お盆に実家に帰省していても、
まだ猫と暮らす前、旅をしていた頃も
8月16日には必ず京都(正しくは自宅)にいて
大文字でお精霊さん(おしょらいさん)があちらの世界に帰って行かれるのを見送っていました。
はてなでは動画の貼り付けが出来ない?ようなので。
スマホで撮った荒い画像ですけれど。
左大文字
上の画像は火がつけられて少し経った頃。
天高く届け、と燃え盛る日を見ていると
なにか胸に迫りくるものがあって
自然と涙がこぼれそうになります。
私の隣で拝んでいたお年を召された女性も
手を合わせて涙を流されていました。
20時ちょうどに如意ヶ岳の大文字に火がつけられ、
20時5分に妙・法
20時10分に船形
そして20時15分には左大文字に火がつけられます。
(鳥居形は20時20分です)
今年は台風の影響でどうなるのか、皆さん気を揉まれたようですが
こうして滞りなく今年も送ることが出来ました。
東から順に点火されていくのでバイクや自転車で
送り火を追って走る人もいて
今出川あたりから北大路は大混雑、
交通整理の警察官の方が大きな声で
「ここは歩行者天国じゃありませんよー!
危ないですよ‼」
と、車道にはみ出てまでも見物している人に注意をしています。
バスもスムーズに動けなくて、同じ通りを走る同じ系統のバスが
5台、6台と数珠つなぎになっていたりします。
お精霊さんをお見送りすると、あぁ、夏も終わりやな、と
そんな気がします。
まだまだ暑い、厳しい残暑が続きますけれど
気持ちの中では季節に一区切り。
そんなことを感じる8月16日の夜です。