イギリス、ヨークシャーを舞台にしたTVドラマ
大好きなドラマでTVの全シリーズを観ていました。
基本的にイギリスのドラマが好きなのは作りがとても丁寧で十分な予算と時間をかけ
脚本も素晴らしく役者さんたちもうまい人が多いからなのですが
ダウントン・アビーは格別に好きなドラマです。
イギリスの貴族たちの暮らしぶり、負っている責任、
使用人たちの役割分担ときっちりとしたヒエラルキー。
そういうことを知ることができるドラマです。
TVシリーズが完結してしまい、もうダウントンの世界を観ることができなくなって
とても残念に思っていました。
ネットで、映画版を作るらしい、という情報を知った時には
実際に制作されて日本で公開されるのを楽しみに待っていました。
それが今夜、やっと叶いワクワクして劇場に足を踏み入れました。
トワイライトの上映回を観ることになったので
シネコンに行く前に軽く食事をして
劇場のコンセッションでポップコーンとタピオカドリンクを購入。
タピオカドリンクを選んだのは
夫が「タピオカブームが終焉を迎える前に一度飲んでみたい」といったから(笑)
シネコンの劇場は以前に『ボヘミアン・ラプソディ』を観たプレミアシアター
これには内心、(あらっ!)と思うことが。
(チケットの日付を確認してみたら『ボヘミアン・ラプソディ』を観たのは2018年の11月20日でした)
あぁ、懐かしいダウントンの面々
夫と二人なら夫婦50でもそれぞれシニアでも料金はいつだって1,200円ですけれど
今回はシニアでネット購入しました。
オープニングで見慣れたダウントンの景色とともにあの音楽が流れてきたときには
感無量でした。
大きなスクリーンでみるダウントンのお屋敷の装飾の素晴らしいこと。
TVで観ていた部屋の調度品も品格があって壁にかかる絵も、やはりスクリーンで見ると
違って感じました。
内容についてはまだ作品が公開になってあまり日がたっていないので書きませんけれど、
私の大好きなキャラクターのトム・ブランソンがこの映画でもとてもステキで満足、満足(^^♪
ダウントン・アビーでトム・ブランソンを演じているアレン・リーチは、実は
ボヘミアン・ラプソディでフレディ・マーキュリーを利用する嫌なマネージャーの役を演じていて、
そては役柄とはわかっていてもアレン・リーチ御贔屓の私としては少し残念だったのですけれど
本作、ダウントン・アビーのトム・ブランソンはやっぱりかっこよかった!
なので同じシアターだったことに(あらっ!)と思ったのでした。
舞台となっているのはエリザベス二世のおじい様のジョージ5世の統治していた時代。
物語の中でもジョージ5世は贅沢な遊行(ゆぎょう、ではなく、ゆうこう的な)三昧をしているわけですが
実際のジョージ5世も国内の各地を回り、狩りやパーティ、パレードなど、浪費を続けていたそうで
当時の英国皇室の財政面はかなり右肩下がりになっていたそうです。
『英国王のスピーチ』の主人公ジョージ6世はこの物語に出てくるジョージ5世の次男で
今のエリザベス女王のお父様、
映画『英国王のスピーチ』はジョージ5世が崩御するところから始まります。
さて、ダウントン・アビーに話を戻して
トム以外にもダウントン・アビーの物語の中の登場人物たちは皆、
それぞれに必要不可欠なキャラクターで
その人たちの生活を再び楽しむことができて上映時間の2時間余りがあっという間でした。
ベイツ夫妻も、トーマス・バローさんも、パットモアさんとデイジーも変わりなく元気で、
狂言回しのモールズリーさんも健在(^^)/
この映画、もちろん映画だけを観ても楽しむことはできるでしょうけれど
TVシリーズをすべて観て登場人物たちの性格や立場を理解してみると楽しみが全く違います。