昨日画像を載せた綴れの帯の
螺鈿で細工された文様、
下⬇︎の宝物、
玳瑁螺鈿八角箱(たいまいらでんはっかくばこ)の表面を写したものです。
表面を真上から見た様子はこんな感じです。
私がこの帯を手に入れたのは15年ほど前ですが、
平成30年の正倉院展のポスターになっていました。
正倉院展に出品展示される宝物は10年から15年に一度、同じものが出されることが多いようですがこちらの玳瑁螺鈿八角箱は昨年初めて公開展示された、との事でした。
昨年、このポスターを見たときにどきりとしました。
そして、本家を見に行かなくては、と思ったものです。
正倉院の宝物だった、との伝来をもって
サザビーズのオークションに出品された、と言う噂がありました。
伝わるところによると、
元々正倉院の宝物だったものが、どう言うわけでか明治の頃に某実業家の手に渡り、
それ以来人目に触れることはなかった、と。
それがオークションに出品される、と言う噂が出て、美術界が色めきだった、と言うようならお話でした。
実際にサザビーズでオークションにかけられ、
宮内省が買い戻したのか、
それとも明治時代に密かに流出し、それがオークションにかけられる、ということ自体がまことしやかなデマだったのか。
真相は私などの知るところではありませんが、
兎にも角にも、昨年の正倉院展に出品展示されました。
さて、昨日ご紹介した私の帯の太鼓柄の部分をもう一度載せてみます。
本家はその名の通り、玳瑁(ウミガメ・鼈甲ですね)で細工されたものですが、
この帯の螺鈿細工は
青貝や南洋真珠を削ったもので作られています。
本家は玳瑁の螺鈿ですので色が鼈甲の色。
赤味がかった黄色やオレンジ、濃褐色などで文様が表現されています。
貝を材料にした螺鈿細工の帯は本家に比べるとぐっと明るい色合いの仕上がりになっています。
この記事をUPした後で以下の情報を見つけました。
何が本当なのかわかりませんが参考までにリンクしてみます。
と、昨日の帯の話はここまでにして。
お茶会から帰宅したのが午後1時過ぎ。
朝、バタバタと出かけたので家の中を片付け、
在宅していた夫のお昼を支度し、洗い物をして
洗濯物を取り込んでたたみ、
夫の夕食の支度をし
その後、着替えてまた出かけました。
お茶の社中の役員会が四条であったからです。
食事会をしながら、昨年度の会計報告や本年度の行事予定、今後2、3年の大まかな動きなどの話を伺いました。
中華のコース、いずれも美味しく、
和やかな役員会でした。
今日、北海道では気温39度を記録したそうです。
急な暑くなったので体がついて行かず体調を崩している、という話も耳にします。
昨日のお茶会もご一緒する予定だった方がお一人、体調不良で急遽取りやめられたり、
役員会も欠席された方がありました。
本格的な夏が来る前の、まだ身体が暑さに慣れていないこの時期、
水分をしっかりとって体調管理に気をつけたいと思います。