一月往ぬる 二月逃げる 三月去る
その言葉通り、あっという間に二月も今日でお終い。
毎年一月はお稽古している茶道の関係行事が多くて
気が付けばあっという間に二月になり、
そして、特に何と言う事もないはずなのに
二月までもがまさに逃げるように終わってしまいました。
今年は夫の還暦の行事があったりしたので特に早いように感じたのかもしれません。
庭の片隅に、睡蓮と蓮を植え込んだ鉢を置いていて
その中にメダカを何匹か数年前に放しました。
鉢についた水苔のせいですぐ濁る、その水苔を食べてもらいたくて
今では珍しくなったメダカを扱っているお店を探して10匹、
その10匹を、大きな鉢に6匹、少し小ぶりな鉢に4匹、放しました。
春から冬の初めまで、毎朝ほんの少し餌をやるだけで
気が付けば卵から目に見えないほどのメダカが産まれ、
冬の間は餌をやることもなく、
時に何日も水面に氷が張っているにも拘らず
2月頃になるとまた鉢の中を泳いでいるメダカを見ることが出来ます。
この冬は暖冬になる、と季節の初めに天気予報で言っていた通り
京都の地は大雪が降ることもなく、
気が付けばまたメダカが元気に泳いでいる姿を見る時期がやってきました。
よくよく観察すると大きなメダカに混ざって
今年産まれたらしき子メダカも泳いでいます。
卵を取り分けてやることもせず、特に何を世話することもない環境の中で
命を繋いでくれているメダカたち。
春が来たことを教えてくれます。
明日からは弥生三月
三月一日は、二年半前に亡くなった父の誕生日です。