こと子の日々の暮らし方

夫婦と猫3匹との平凡な暮らしを日記代わりに綴っています

ヤマちゃんの帰還

 

佐川急便のドライバーさんに驚いてヤマちゃんが脱走した昨日、

夜になっても帰ってきてくれなくて

昨夜はベッドに入っても眠れなくて考えても仕方のないことを考え続けていました。

 

 

 

今年の春、3月、どこからともなくやってきて我が家に住み着いたヤマちゃんを

保護してうちの子にしたのですが

昨日、脱走してしまってどこにも姿が見当たらず、帰ってくる気配もなかったので

もしかしてうちで保護したことがヤマちゃんにとっては望ましいことではなくて

ヤマちゃんの本当の気持ちは外で自由に生きていきたかったのか、

我が家はヤマちゃんにとって居心地のいい場所ではなかったのか、

安全な環境で食事にも困ることのない生活を、とヤマちゃんを保護したのは私の独りよがりな気持ちだったのか、

 

そんなことを考えたり、

 

脱走した後に事故にでもあって帰ってこられなくなったんじゃないか、とか

最悪の事を考えたりしていると眠れなくて

夜中に、夫に気づかれないようにこっそり家の周りを探して回ったり。

(私の様子をみて夫はヤマちゃんの事はもちろんですけれど私の事もとても心配していたので気付かれるとますます心配をかけるのでこっそり家を抜け出しました)

 

今日も朝から何度も家の周りを探して歩いて

裏の倉庫(ヤマちゃんが保護前に住処にしていた倉庫)に仕掛けた捕獲機の様子を見たりで落ち着かない1日を過ごしました。

 

午後5時半ごろ、夕食の支度をしようと台所の電気をつけたら

家の裏(我が家の台所は家の一番北、裏の倉庫は台所の勝手口からが一番近いのです)からヤマちゃんの鳴き声が一声、聞こえました。

 

慌てて勝手口を開けると倉庫の入り口のそばにヤマちゃんがいて

こちらを見てまた大きな声で鳴き、

けれど、警戒しているのか私が近づこうとすると1mほど後退りしてしまいました。

 

ここで警戒させてしまったらまた逃げてしまう。

そう思って、焦らず向こうが近づいてきてくれるのを待とう、

と自分に言い聞かせ、

1mの距離を保ちながらヤマちゃんの方を

「見ていませんよ」というそぶりで気にしないようにしていました。

 

その間、ヤマちゃんはずっと鳴いていて

家の中にいたタイガーや葉っぱが気にして台所に来ている気配が外からでもわかりました。

タイガーはヤマちゃんが鳴くと返事をするように鳴き返し

(猫同士のけんかの威嚇の鳴き方ではありませんでした)

タイガーの鳴き声を聞くとまたヤマちゃんが鳴く、と言った時間が少し過ぎて

 

それからヤマちゃんが私のほうへ近づいてきて黙って目の前に座り込んでくれました。

 

頭をなでると顔を摺り寄せてきたのでそっと抱き上げて

ヤマちゃん、おかえり、というと抱かれながらゴロゴロと喉を鳴らします。

 

多分、昨日脱走してから何も食べていなかったんでしょう、

家の中に入ってカリカリを入れてやると一気に食べて

その後、2階に上がって自分のベッドですぐに眠り始めました。

 

長い間野良生活をしていたヤマちゃんですけれど

この7ヶ月、我が家で家猫生活をしていたので

パニックを起こして外に飛び出たものの、怖くてきっとどこか狭くて暗いところに身を潜めていたんだろうと思います。

 

夕方になって日が落ちると外は寒くなり始めるし、お腹もすいてお水も飲めない中、

1日半過ぎてヤマちゃんなりに気持ちが落ち着いて帰ってきてくれたんでしょう。

 

 

家で生活しているペットの猫は何かに驚いてパニックになり

その勢いで外に出てしまうと2.3日の内は家の近所で身を潜めている、けれど

日が経つうちに行動範囲が広くなり、そうなると捕まえるのが難しくなる、と言います。

 

今回は1日半で無事に帰ってきてくれましたが

ヤマちゃんだけでなくタイガーや葉っぱにも同じようなことが起きないように

今後は十分に注意していこうと思いました。

 

本当に不安で生きた心地のしない時間でした。

 

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お気に入りのベッドで寝てたヤマちゃん

電気をつけられて写真撮られて迷惑そうです^^;

どこで身を潜めていたのか、

今夜はかわいそうだけどお風呂に入れます。

 

 

 

気にかけてコメントを下さったブロ友さん、ありがとうございました。

心からの感謝を込めて、ヤマちゃんが帰ってきてくれたことをお知らせしたいと思います。

 

 

 

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