飛蚊症という言葉を聞いたことがある方は多いと思います。
目の中に黒い糸くず様の物や小さな点々や、その名の通り蚊が飛んでいるような
そんなものが見える症状です。
以前からごくまれにそういうことを経験したことがありました。
いつごろからだったか、たぶん1週間くらい前?からでしょうか、
左目の中に黒い塊のような影が時々動いて見えるようになっていまして
最初はその黒い塊の大きさから、まつ毛に何かついているのかと
何度かまつ毛をこすってみたり鏡で確認してみたりしました。
でも、何もついている様子がないので
どうやら目の中でみえているらしい、と気が付いて
(これって飛蚊症だろうな)と思っていました。
黒い塊が、以前何度か経験したことのある糸状の物が目の中でふわふわ動く感じではなくちょっと大きめなので気にはなっていたのですが
眼精疲労?と思ったりしてそのままにしていました。
ところが、3日ほど前、突然、同じ左目の外側の端に
まるで閃光が走るような感じのものが見えるようになりました。
頭を動かすような動作をするとピカッと左目の端で閃光が走るのです。
それが二日間続いて、流石にちょっと心配になり
ネットで
《目の端に光》
で検索をかけてみました。
すると『光視症』という言葉がヒットしてきました。
説明を読んでみるとまさに私の症状に当てはまっています。
以下、あるサイトをコピーしてみます。
飛蚊症・光視症
何もないはずなのに目の前に黒い陰や糸くずみたいなものが見える症状を「飛蚊症」、視野の一部に一瞬光が走って見える症状を「光視症」と言います。
「飛蚊症」は目の中の濁り、特に”硝子体の濁り”が網膜に写るのを自覚することによって生じます。 適応疾患 黒い点状のもの、髪の毛や糸くずのようなもの、丸い輪や水玉のようなものなど、人によって自覚症状は様々です。目の中の濁りを自覚する症状ですから、目線を動かすとゆらゆらと一緒に動きます。明るい空や白い壁がバックになると目立ちやすくなりますが、暗いところではわかりにくくなります。
「光視症」は、何らかの原因で光を受ける網膜に刺激があったときに生じます。実際にはないはずの光が一瞬光ったように感じます。飛蚊症の症状と併発することが多くあります。
原因
大きく分けて「年齢的な変化によるもの」と「怖い病気に伴うもの」があります。
- 年齢的変化によるもの(生理的飛蚊症)
- 目の中には硝子体というゼリー状の物質がぎっしりつまっています。この硝子体は完全に透明ではないため、幼少期でも飛蚊症を自覚することはあります。年齢的変化に伴ってゼリー状の部分が融解して萎縮してくると、網膜と硝子体の間に隙間(=後部硝子体剥離)ができますが、この変化が起きた直後は、「飛蚊症」の症状を自覚しやすくなります。
- 怖い病気に伴うもの
- 網膜裂孔、網膜剥離、眼底出血、ぶどう膜炎などの恐ろしい病気でも、硝子体に濁りを生じて「飛蚊症」や「光視症」が初期症状として出現するものは少なくはありません。飛蚊症や光視症の症状がある場合は、精密眼底検査を受ける必要があります。
光視症についての様々なサイトを読んでみました。
思い当たる原因として書いてある通り、加齢によるものだろうと思います。
思いますけれど、まれに他の目の病気が原因の初期症状と言う事もあるようなので
明後日(明日は祝日なので)眼科を診察してみようと思っています。
昔と比べると生活環境の向上と医学の進歩によって
私達はずいぶんと長く生きられるようになりました。
私が子供の頃、60才、と聞くとなんだかずいぶんお年寄り、というイメージを持っていましたけれど(いえ、今も若い人からすると60才は『お年寄り』でしょうね)
自分自身、普段は『お年寄り』という意識を持たずに生活していますし
同世代の友人・知人も皆揃って若々しく、元気です。
でも、若々しい、って、けして 若い、ってことではないんですよね。
60年も生きていれば体のパーツのあちこちが劣化してきて当然なのかも知れません。
医学が発達して不具合の出来たパーツの取り換えがある程度可能になったことは
とてもありがたいことですけれど
自分の体が加齢による経年劣化を起こし始めている、という自覚をもって
生活をしてかなくてはいけない、と言う事を感じて少し寂しいような気持になりました。
水曜日、診察と検査で長い時間かかるだろう受診がちょっと億劫です。