天気予報通り、朝から晴れて気持ちいいお天気。
花粉がかなり飛散しているのを感じました。
本来の勤務先とは別の、委託されている仕事先に朝から出かけていく夫を見送り
台所を片付け、洗濯物を干して、夫の夕食を支度して出かける用意を始めました。
化粧して(と言ってもマスクで隠れるので目から上だけ・(^^;)
髪を簡単にまとめて、
出かける予定の時間まで、時計を見るとちょっとタイト。
なのに、あまりの気温の高さに、前日、心積もりしていた帯を取りやめて
黒から白へ、名古屋帯を変更することにして着物を着始めました。
着物は予定していた通り、光沢のあるグレーベージュの小紋。
雪輪が控えめに描かれています。
帯は白地に桜の花びらが、同じ白い糸とごく薄い桜色と菜種色で織り出された西陣の九寸名古屋。
帯揚げは淡い水色の唐織。金糸銀糸で宝相華模様が織られています。
帯締めは白と卵色のぼかしの入った丸組。
で、着姿をスマホのタイマーで撮影してバタバタ家を出たのですが
後で画像を確認したら……
着物の帯から下、上前に思いっきり変な斜めのたるみが。
そうです、静電気で着物の裾あたりがまとわりついていたんです。
時間が無い中、とにかく早く!と着物を着たので肌着の和装用ステテコ(ユニクロのエアリズムペチコート)にエレガードをスプレーするのを忘れていたんです!
長襦袢も着物も正絹ですけれど肌着にが化繊だと静電気で裾周りが大変です(*_*;
電車で1時間ほど移動するので裾まで長さのある白に蛍ぼかしの入った塵除けを着て
いたので道中は「静電気でペタリ」な着物は見られずに済んだと思います。
出かけた先は奈良・東大寺。
二月堂のお水取りというとニュースなどで大きなお松明をもった僧侶がお堂のまわりを走る様子が有名ですけれども、俗にお水取りと呼ばれている修二会(しゅにえ・修二月会しゅにがつえとも呼ばれています)は2月に入ると参加される僧侶の方々の精進から始まっています。
同じように1月に行われるのは修正会(しゅしょうえ)。
二月堂の修二会の本行のお松明は3月1日から14日までの間、お堂のまわりをまわられますが、前半の7日間、中間の日、後半の七日間、それぞれお松明の本数や竹の長さが違い、最終日の3月14日にはお堂のまわりの廊下にすべてのお松明が並び一斉に火の粉をまかれるとのことで、それはそれは壮観だそうです。
私はまたその日のお松明を拝見したことが無いのですがいつか機会があればぜひ拝ませていただきたいと思います。
お松明に火が入ってお堂のまわりをまわるのは午後7時からの20分間。(本来、お堂のまわりの1辺だけをまわられるものだったそうですが今日は10本のお松明が午後7時から20分間にわたって順番にお堂の二辺を走るのを拝見しました)
昨年に続き今年も二月堂やその周辺への一般の立ち入りは許可されていないので
東大寺の寺内、二月堂の傍の塔頭から上のようなお松明を拝ませていただきました。
お昼に東大寺に到着し、修二会や東大寺についてのお勉強をさせていただき、
午後7時までの時間をとても充実して過ごさせていただいたのですが、そのことについては明日にでも。