こと子の日々の暮らし方

夫婦と猫3匹との平凡な暮らしを日記代わりに綴っています

今日の庭

 

お昼前からぐんぐん気温が上がって

天気予報通り、夏日になりました。

 

そして、天気予報は明日の京都は30度を超える、と言っています(@_@)

 

日光過敏症の私は5月の日差しが一番怖い、

なので、庭に出るときも帽子と手袋が欠かせません。

 

 

今日の庭の花たち

 

 

f:id:hibinokurasikata:20190510224638j:image

 

バラ四種


f:id:hibinokurasikata:20190510224646j:image

 

セッコク蘭、芍薬、バラ二種

 

f:id:hibinokurasikata:20190510225429j:image

 

バラ、ミヤコワスレ、白百合芥子

 


f:id:hibinokurasikata:20190510224650j:image

 

大文字草、シラン、ダイアンサス(撫子)

 

庭の植物達はとても元気。

お昼前にはもう鉢土がカラカラになっているものもあって、

今の時期はバラの水やりなあとても気を使います。

 

『くれなゐの  二尺伸びたる薔薇の芽の 針やはらかに 春雨の降る』

 

大好きな正岡子規の歌です。

 

中学だったか、高校だったかの現代国語の教科書に掲載されていました。

 

初めてこの短歌を見た時、

この歌に詠まれた景色がまるで目の前に見えるような気がして

それ以来、ずっと心の中にある歌。

大人になって薔薇を育てるようになり、5月が来てバラの赤い茎の新芽が伸びてくると

いつもこの正岡子規の歌が気持ちの中に広がります。

 

この歌を知って、それから随分過ぎた頃に

この歌を詠んだ正岡子規が病床に伏し、

死を覚悟していた中で詠んだものだと知りました。

 

ホトトギスは血を吐いて鳴く、

そのホトトギスに我が身を重ねて俳句雑誌『ホトトギス』を創刊し

俳号も子規とした。

 

そんな壮絶さを感じさせない、

美しくて優しくて柔らかい歌。

 

胸の病で、喀血し

34才でこの世を去った正岡子規をこの季節、

いつも思い出して、

 

くれなゐの、

 

を口の中で飴玉を転がすように

繰り返し、なぞっています。

 

にほんブログ村 主婦日記ブログ 60代主婦へ
にほんブログ村
にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ
にほんブログ村