私がお稽古しているお茶のお稽古場では、毎年11月に社中の稽古仲間が席主を務めて
社中茶会を催します。
2年前には私も担当させていただきとてもいい経験になりました。
宗匠から「次の茶会の担当を」とお話しがあった時には(とても無理、私などには務まらない)と一度はご辞退したものの、「稽古茶会だから好きなようにしていいんですよ」となかなか辞退することを許していただけず、
結局、務めさせていただいたことを記事にしたことがありました。
hibinokurasikata.hatenablog.com
今年も11月に入って恒例の社中茶会が行われました。
普段、ともにお稽古しているお仲間が、工夫を凝らしてお席を設けてくれるので、神社仏閣などで行われるお献茶に伴うお茶会とは全く異なった楽しみのあるお席です。
午後からのお席を予約していたので早めに出かけてお昼ご飯を外でいただきました。
笹巻おこわ(鰻と鶏ごぼう)
おこわなので2つでおなか一杯になりました。
さて、今年のお席主は昨年に続いて男性3人組。
呉服関係のお仕事をしている方と、大学で教えていらっしゃる方、塾の経営者の組み合わせ。
お三方とも着物にキリっと袴を付けられて、普段お稽古場でご一緒する時とはまた違って着物姿がとても素敵です。
男性の、というとジェンダーバイアス、とお叱りを受けるのでしょうか?でも、男性が複数、揃って袴を着け、お点前やお運び、後見をしている姿というのは(かっこいいなぁ)と思ってしまいます。
お道具も、お菓子も、お茶も、どれも工夫が凝らされて素晴らしいお茶会をしてくださいました。
そんな楽しかった日の装い
正絹 花(多分クレマチス?季節が違うけど勘弁していただいて)刺繍 付け下げ
足元は桜鼠のグラデーション、刺繍の入ってる部分は白、で、上半身は薄葡萄色のグラデーションになっています。
クレマチスは季節違いですけれど、訪問着だと少し大仰な印象になりそうで、唐花に見立ててこの付け下げにしました。
帯は唐織、菊と一重蔓唐花文様が斜め段に織り出された袋帯です。
お太鼓を見ると柄の切り替わりが斜めになっているので畳線が斜めに入ってしまっているように見えますね💦
付け下げの刺繍柄に合わせてこの帯(一重蔓唐花)を選んでみました。
帯まわり
帯揚げは正絹 唐織 薄桃色に唐花文様が織り出されたもの。
帯締めは柳色と銀が裏表に組まれた平。
気が付けば11月もあと少し。
今月末には少し厄介な出来事が待っているので何とか無事に、と心の中で祈っています。