菩提寺である大徳寺塔頭 聚光院では毎月28日に法要が行われます。
三千家(表千家不審庵・裏千家今日庵・武者小路千家官休庵)持ち回りで、私がお稽古している流派が担当するのは3月 6月 9月 12月の年4回です。
利休忌には午前10時半から法要が営まれ、利休居士とともに、流派所縁の物故者のお位牌にも掌を合わせます。
聚光院本堂に流れる僧侶のお経を聞きながら、時折吹き込んでくる風がとても快かったです。
とはいえ、今日も日中は30度超えの京都。
お家元が聚光院に到着され車から降りてこられたところ、たまたまお出迎えするような場所にいたのですが、真っ白の麻のお着物( ゚Д゚)
で、言い訳のように「わしはまだ真夏の姿や、夏の着物!」と仰りながら笑って院内にお入りになりました。
もちろん、法要の際にはきちんと十徳を召されてましたよ(笑)
今日の着物
アッ、ゴメンナサイ。今日も思いっきり時計が写ってます💦
正絹 単衣 藤紫の色無地 背に一つ紋(縫い紋)
この着物、以前は白と若草色の角通しの江戸小紋だったものを色抜きして色無地に染め変えてもらったものです。
江戸小紋、かなり着込んでくたびれた印象になってきていたので思い切って抜染し、好みの色に染めなおして仕立て直してもらいました。
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この時着ていた江戸小紋が色無地になりました。
着物の下は、さすがにお稽古の時のように麻では憚れたので久しぶりに洗える正絹の水色の長襦袢を着て出かけたのですが、やっぱり暑かったです。
帰宅して着物を脱いですぐに長襦袢は洗いました。
帯は生成色にアラベスク模様が織りだされた九寸名古屋。
この帯、絹と指定外繊維(紙)で織られているので軽くて、しかも比較的暑くないんです。なのでこういう時期に重宝します。
帯まわり
帯揚げは鴇色に若草色のぼかしが入ったもの。
帯締めは着物と同じような藤紫に白が一筋すーーーっと入った平。
本当なら利休忌のような場面では無地のしぼの大きくない縮緬の帯揚げ、一色で組んだ冠組がふさわしいのでしょうけれどね。
法要の後、お茶席で美味しい栗のお菓子とお抹茶をいただいて、ご一緒した仲良しのお稽古仲間と四条河原町の高島屋でお昼を食べて解散しました。
帰宅すると、冷蔵庫に置いてあった牛肉の付け焼き(昨夜の残り、残りと言っても軽く300gはありました)をお昼に平らげてしまったらしく、「胃が疲れて気持ち悪い」と情けない顔した夫が待っていました。
…… 全く あきれるしかないですわ。