先日に続いて、この前の週末に食事に出かけた時のお話しです。
久しぶりに予約してインド料理を食べに夫と出かけました。
最初に、サラダと炭焼きケバブの盛り合わせ。
サラダはたっぷりの量で二人で半分こ。
ミニサイズのドーサ(豆と米を発酵させて作った生地をクレープ状に焼いたもの)とザクロジュース
ドーサはこの後運ばれてきたカレーをつけて食べました。
骨付きビーフカリー 右はバターハニーナン とてつもない大きさです。
インド料理のカレーは脂がたっぷり使ってあるので少ないかな?と思う量でも食べきれないくらい。
このお店に通うようになったのは15年前くらいの事。
本場のインド料理がこんなにおいしくて、こんなにも種類がたくさんあるという事をこのお店で知りました。
それから、お茶のお稽古の帰りにランチしに行ったり、夜に思いついて食事に行ったり。
コロナがパンデミックになって、お店も休業されて、それまではされていなかったウーバーイーツをされるようになって。
しばらく我が家も自然と足が遠のいていました。
この日、久しぶりという事もあってあれこれ頼みたかったのですが
コロナの間に我々の胃もそれなりに加齢したようで、以前なら私が食べきれなかったものを、残さず平らげてくれた夫がオーダーしたカレーを残していました。
実はね、以前大好きでぺろりと食べていたドーサ(この日のサイズの4倍くらいの大きさ)がどうしても食べたくて注文したのですが、運ばれてきた時に、少し???と思ったんですよね。
焼きあがり方が、コロナ以前によく来店していた時と感じが違ってたんです。
でもカレーはおいしかったし、ナンもケバブも美味しくいただきました。
お勘定を済ませて、お店を出て少し歩いた時に、夫が
「味が落ちたな」と言ったんです。
私がオーダーしたカレーはおいしく思ったのですけれど、夫がオーダーしたカレー、以前と比べるとスパイスの使い方が違ってる、というのです。
そう言われて、ふと、そういえばドーサも焼きあがり方が違ってた、と思いました。
家に帰って、何となくそのお店のことをネットで見ていたら、お店の名前も場所も経営者も同じだけれど、メインのインド人シェフが変わってたことが分かったんです。
夫の舌、恐るべし。
きっとね、夫はもう二度と、あのお店に行こうとは言わないと思います。
お気に入りだったお店だったのに。
コロナで色んな飲食店が閉店したりして、飲食業も大変な思いをして頑張ってきて、
やっとコロナも落ち着いて、インバウンド効果もあって業績が上向きになってよかった、と思っていたけれど、こんな風に目に見えないところで色んな影響が出てることに、ちょっとショックな出来事でした。
京都の老舗のお料理屋さんなども、暖簾はそのままで経営者が変わったところも色々あって、お商売の難しさを改めて感じた夜でした。