こと子の日々の暮らし方

夫婦と猫3匹との平凡な暮らしを日記代わりに綴っています

七夕のお稽古に雲重ねの小紋で。

いきなりですが、最近困っていることの一つに、タイガーの私への異様な執着が。

タイガーが眠っている時以外はずっとついて回って、

庭へ出ようものなら「戻ってこい」と鳴き続けています。

今も、キーボードを打つ私の手の甲をなめるのをやめてくれず、

入力がしにくいったらないんです。

彼は我が家に来た時から私にべったりで、常に一緒にいてちょっと分離不安のけがあったんですけど、この6月末で9才になって、私への分離不安がよりひどくなってしまっているんです。

実家の母の終末期に留守がちだったから、というわけでもなさそうで、

私は頻繁に実家や施設・病院へ行くようになる以前からその傾向が強くなってきてて、

あまりのことに一度獣医さんに相談したほどです。

気持ちを落ち着かせる(つまり、ぼーーーとさせる?)錠剤や、

コンセントに差し込んで猫にはわかる?フェロモンのようなにおいを出す器具なども貰ってみたのですが効果はなく、

錠剤はご飯やおやつに混ぜても食べてくれないし、粉にして水に混ぜてシリンジでやっても吐き出してしまって無理でした。

夫は「これは心の病だから、もうタイガーの好きにさせるしかない、気のすむまでなめさせてやって」って言いますけど、なめられる私としては、猫の舌のざらざらが痛くて、

主にタイガーが舐めるのは顔と手なのですけど、なんだか皮膚が薄くなってしまってるような気がします*1

 

と、言う最近の私の困ったことでした。

 

さて、日曜日。

7月7日 七夕でした。

天の川を隔てた彦星と織姫が一年に一度、7月7日の夕べに出会うという「七夕の伝説」。

中国では織姫星にあやかり、裁縫や書などの上達を星に願う「乞巧奠(きっこうてん)」が行われていました。

日本には奈良時代に伝わり、機を織り租霊に捧げる「棚機(たなばた)」というお盆の行事と融合したものが、日本における「七夕の起源」とされています。

 

お稽古場の宗匠のお宅の玄関を開けると水盤に梶の葉が飾ってありました。

江戸時代、京都の町では梶の葉飾りと言って、長い竹棹の先に願い事を書いた梶の葉を飾り、それを川に流しに行くという行事を七夕にしていたそうです。

 

涼し気な葦戸のお稽古場、(さすがにエアコンを十分に効かせてくださっています)

お茶室に入る前に立ち蹲で両手を清めると、外から連れてきた熱気がスーーっと引いていくようです。

 

この日の着物

 

茄子紺色の絽の地に雲重ね模様の小紋

この着物、どうも麻の長襦袢と相性が悪くて、毎年これを着ると右の袖口から長襦袢がのぞいてしまうのが気になって仕方ありません。

帯は紗におられた帯地に京紅型の染めがされたものです。

一目ぼれして求めた帯で、私の手持ちの夏着物のどれにも割合によく添ってくれる気がします。

 

帯まわり

 

 

スマホのインカメラで撮影するとなぜか白い部分がこんな風に黄色く黄ばんだように映ってしまうのはなぜでしょう……

帯揚げは薄紫に撫子模様の透かしの入った絽

帯締めは薄灰のレース。

 

着物に着替えて、日傘を手に玄関を出ると、門の横に下げているアポイ桔梗の紫がとてもきれいだったので撮影してみました。

 

 

アポイ桔梗って珍しい名前ですよね。

もう何年も前から我が家にいて、昨年の引っ越しにも耐えてくれた桔梗です。

名前の由来は北海道のアポイ山などで見られる桔梗だからだそうです。

背が高くならない矮小性の桔梗でとてもかわいいです。

 

 

 

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