こと子の日々の暮らし方

夫婦と猫3匹との平凡な暮らしを日記代わりに綴っています

8週間ぶりのお稽古 

5月10日にお茶のお稽古に行って以来のお稽古でした。

6月末に、宗匠にご連絡をし、7月からのけいこ再開をお許しいただいて

待ち遠しかったこの数日。

 

今日は月に一度の奥の点前の研究会。

お稽古仲間の皆様のうち、事情を報告していた数人と、

事情をお話ししていなかったけれど察してくださっていた研究会のメンバーから

お悔やみの言葉を頂戴し、久しぶりのお茶室はすっかり夏の設えに変わっていました。

 

建具替えされた茶室は、襖が外され、簾戸(葦戸)に変わり、

灼熱と言いたいほどの熱気の中でもお茶室やガラス戸越に見える路地の美しいこと。

床には乞巧奠を詠んだ歌がかけられ、掛花入れは何とも言えずいい飴色に育った傘籠がいかにも涼しげ。

 

点前座には長板に皆具が置かれていました。

皆具……

1ヶ月半ぶりのお点前、心の中で(座り火箸、立ち火箸)と唱えます。

茶道に関心のない方には、はて?なんのこっちゃ?の呪文のような「座り火箸、立ち火箸」

道具が皆具で杓立てに火箸が入っている時、点前の最初に杓立てから火箸を取り所定の位置に収めて、点前終わり、建水というお道具の持ち出し前に外しておいた火箸を杓立てに戻す、そのタイミングを覚えやすい言葉で表したものです。

赤字の部分、単なる言葉の説明なので読み飛ばしてくださいませ(^^;)

 

さて、1ヶ月半(正確には8週間ぶり)のお稽古の着物

 

 

京紫の絽の色無地 紋はついていません。

この色の着物を選んだのは一応、喪を意識して。

本当はもっと明度が低い色のものの方がよかったわ、と画像を見て思いました💦

着物の下は麻の長襦袢、その下におへその下までの着物ブラ(たかはし着物工房のくノ一涼子)とユニクロのエアリズムステテコ 麻の足袋。

 

帯は五泉 絽の反物に手描きの夏アザミ。

 

帯まわり

帯揚げは白の夏縮緬に天の川の刺繍が入ったもの。

帯締めは薄桃色のレース組

なんだか画像の写り方、帯が薄汚れて見えてちょっといやだわ(・_・)

実際にはこんな薄汚れのようなものはないんですよ💦

お端折りがすっきりしてなくてもこもこしてますね。

 

久しぶりに着付けをしましたけれど、クーラーを十分に効かせた部屋で20分でした。

着物って暑そうに見えますけれど、着てしまえば洋服で出歩くのとそんなに変わりません。

なので着付けをする部屋をよく冷やしておくのが夏着物の着付けのコツでしょうか。

 

 

あぁ、それにしても、やっぱりお茶室にいる時間って何とも言えず幸せ。

お仲間と一緒にいること、宗匠のお話を伺えること、

夏の設えの空間を感じられること。

そのすべてが心に沁みわたるようで、いつも以上に素敵な時間でした。

 

そしてもう一つ嬉しいこと。

今夜はたまたま夫が会食の予定で夕ご飯がいらない日だったので

お稽古仲間で都合のつく方と夕食をご一緒できました。

美味しい天ぷら屋さんでちょっと贅沢なコースをいただいて、

いっぱいおしゃべりして、

「また明後日ね」と日曜日のお稽古の約束をして別れました。

 

家に帰ったら……

おっちゃんもおばちゃんも留守で晩御飯がいつもより遅くなったニャンズチームが

鍵を外から開ける音に気付いて、玄関に勢ぞろいで皆様、耳がイカ耳になって座ってました。

イカ耳って?

猫は何か警戒している時や、怒っている時、不満な気持ちでいる時にまるでイカの耳のようになるんです。

 

こんな耳 (^^;) あ…… 怒ってる、怒ってますやん。

 

猫たち、ごめんよー と謝りながらすぐに特別なご飯をあげました。

 

 

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