今日は6月30日 大祓 おおはらえ
半年の間に身に溜まった穢れを落とし、残り半年の息災を祈願する、夏越の祓(なごしのはらい)をする日でした。
末富の葛の水無月
どうも私はそもそもが外郎というものが苦手で、水無月も様々なお店のものをいただくのですけれど、ほとんど外郎製なので、この末富の葛の水無月が一番好きなんです。
ちょうど二七日という事でお供えのためにいつもより多めに数箱予約をお願いして立ち寄ってくれた従妹などに持ち帰ってもらいました。
このブログでもかねてより何度も綴ってきた実家の母、
担当医の何度目かの「この週末」が2週間前に訪れ、息を引き取りました。
肺に水がたまり、なぜだか突然、肺に癌が、まるで水玉模様のようにできていることがわかってからの2か月、
呼吸するのが辛そうにしていたのですけれど、最後の時にはそれまでがまるで嘘のように穏やかな表情になり、眉間の皺もなくなってとても和らいだ顔つきになりました。
一緒に見送ってくれた皆も、「よく頑張ったね」「楽になったね」と母に声をかけてくれ、お別れのための会も時に笑いも起きるよいお式になりました。
この数か月、何度新幹線で行ったり来たりしたことか。
WESTERポイントがずいぶん溜まりました。
お通夜や告別式などは8年前に父が亡くなった際にお世話になったところに今回もお願いしたのですが、間にコロナがあったことも影響しているのか、色んな部分でずいぶんと様子が変わっていました。
家族葬が増えた、という事はあちこちで耳にしていて、我が家もそうしたいとお願いし、参列するメンバー表(続柄も記入)をお渡しすると
「これは家族葬ではなくて親族葬ですね」って。
家族葬というのは戸籍の縦の筋の人のみで見送ることで、母の姉妹や父の親戚、従妹たちなど身内が集まる場合は親族葬というんだそうです。
まるで自宅の部屋でお別れをするような、自宅葬・邸宅葬、リビング葬となどといったお別れのための専用のホール(自宅の和室やリビングのような作りのお部屋でのお別れ)のもあるんだそうです。
コロナって思いもかけない部分にも大きな影響を残したんだねぇ、って
参列してくれた親戚たちと話をしました。
帰り際には「次会うときは誰の…… (笑)」って、
小さい頃、お盆やお正月にみんな集まってにぎやかに過ごしたその顔ぶれが
このところ、合うとなると誰かのお別れのための場、になってしまっています。
病院と実家と、京都の家と、行ったり来たりしている間に庭の花が咲いているのもずいぶんと見逃してしまいました。
ぎりぎり見ることができた花菖蒲
一番たくさん花が咲いていた時を見逃しました。
今年、球根を植え付けた畑地性のカラー
思いがけず多く花が上がりました。
黄色のカサブランカ 黄色なのにカサブランカっていうのもなんだか変だけど、
お隣との境界に鉢を置いているのですがそばを通るととてもいい香りがしてお隣さんも楽しんでくれています。
母を見送って、期限を切られてやらないといけないお役所関係のことはひとまずやっつけたと思うのですが、ここからが大変。
実家のことをどうするか、悩ましいところです。