こと子の日々の暮らし方

夫婦と猫3匹との平凡な暮らしを日記代わりに綴っています

京都は北陸の入り口?

先週の火曜日の夕方から降り始めた雪。

水曜日・木曜日を三日間、降っては止み、また降り出す、と言った具合で

木曜日に一旦、晴れて、これで雪も溶けるかなと思っていたら金曜日にはまた雪が降りました。

 

雪が降り積もっていた水曜日は買い物にも出ず、冷蔵庫にあるもので料理をしたのですが、木曜日には用があって、近所の郵便局まで長靴を履いて出かけました。

大きな道の南側にある郵便局の前の歩道には、雪が凍って道路が凍てついていて

道を歩く人が滑って転んだり、(無謀にも)自転車でやって来たおじいさんが

自転車も滑り、おじいさんも滑り、で身動きが取れなくなって

道沿いの商店の人が2.3人、出て来て助けてあげていました。

車道でも、凍った地面にタイヤを取られて空回りしているワゴン車がずるずると滑っていたりして、

めったに雪が積もったりしない地域で,慣れない雪に翻弄されている数日でした。

 

今日は1月最後のお茶のお稽古日。

大阪から通っているお仲間が

「京都についたらまだ雪が残っていてびっくりした、やっぱり京都は寒いんやね」と、

そこここに残っている雪のかたまりを見て驚いていました。

 

うちの夫に言わせると

「京都は北陸の入り口」だそうです。

確かに、

若狭街道を通って運ばれて来た鯖を、京都で加工して鯖寿司を作っているし

日本海の海の幸が運ばれていたのですから「北陸の入り口」も間違ってはないですよね。

とにかく、京都の冬は底冷えがします。

特に我が家は中途半端な日本家屋。

建具はふすまに障子がメインの家なので暖房効率がとても悪くて

家の中にいても寒いです。

時折、庭に出ると(えっ!外のほうが温かいやん)と思う事すらあります。

 

さて、そんな雪の残る中、今日のお稽古に着て出かけた着物。

 

 

チョコレート色の地に兎と疋田の雪輪、それに桜の花びらのような模様が染められた

正絹の飛び柄小紋

柄の中の淡いピンクの花びらの色に合わせて、八掛も同じような淡く少しくすんだピンクをつけています。

 

帯は、振袖の袖を短く詰めて訪問着に仕立て直した際に切り取った袖を

作り帯に繰り回したもの。

 

hibinokurasikata.hatenablog.com

 

作り帯って本当に便利です。

手持ちの帯にはさみを入れるのはなかなか勇気と思い切りがいりますけれど、

余った布を生き返らせて作ってもらったつくり帯、とても重宝しています。

柄行が寿ぎの雰囲気なので、何かおめでたい気持ちを表したい時や新春にぴったりの帯になりました。

 

 

帯揚げは縮緬の無地で淡いピンク。

帯締めは白と黄色が左右で組み分けられた丸組。

 

今日は、まず帯を決めて、され、着物はどれを合わそうか、と考えたのですが

ふと、兎の模様の着物があった、と思い出してこの小紋にしました。

干支の柄でちょうどいい、と思ったのですが帯との色合わせの具合もそう悪くなかったように思います。

 

一昨日の朝の、お隣のお寺の森の様子。

 

まるで水墨画のようで思わず画像を撮りました。

二階の窓から外を見ている葉っぱ

 

 

おばちゃん、この白いの、なに?

 

とでも言っているのでしょうか?

 

 

 

 

 

にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ
にほんブログ村

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村