こと子の日々の暮らし方

夫婦と猫3匹との平凡な暮らしを日記代わりに綴っています

MIHO MUSEUM 春季特別展「懐石の器 炉の季節」へ

3月から開催されているMIHO MUSEUM の『懐石の器』展 に出かけてきました。

 

早く行きたい、と気になりながらも 母の入院から退院、新しい施設への転居と、

なんだか落ち着かず、春季の会期も終わり近くなってやっと今日、

友達と誘い合わせて観に行くことができました。

 

 

懐石の器 炉の季節 – MIHO MUSEUM

 

コロナ禍と言うこともあり、事前予約制なのですが招待券を頂いていたので

予約なしで入れていただくことができました。

駆け込み鑑賞ですごく込み合うかしら、と少し思っていたのですが

予想に反して案外ゆっくりと鑑賞することができました。

予約制で入場人数の制限をしているから、と言うこともあって会場内が混雑することはなかったのでしょうね。

 

MIHO MUSEUMへは京都からJR利用で石山駅まで 約14分 240円

で、石山駅からMIHO MUSEUM行きの帝産バスで約40分です。(車で行けばもっと早く行けますけれども)

 

まずは腹ごしらえを、と館内のレストランで

↑美術館HPの画像より

↓私が撮った画像(^^;)

小ぶりのおにぎりや野菜、お豆腐などはすべて無農薬で栽培されたもの。

お米も美味しく、野菜も素材そのものの味がとてもしっかりしています。

そして、何より美味しいのはお豆腐。

最初は何もつけずそのまま、半分ほど食べてからはお塩を少しつけて。

とってもまったりとしていくらでも食べたくなるお豆腐です。

 

本当はね、一日3組限定の懐石コースの予約にチャレンジしたのですが

予約開始時間にアクセスしても秒殺で「予約済み満席」状態でした(;_:)

 

腹支度を済ませて、いざ、展覧会場へ。

 

 

展示品のリストが美術館HPにございますので興味のある方はご覧になってください。

 

もうね、素晴らしい器が次から次へ、

これでもか、と言うほど展示されていました。

 

乾山の向付や手付き鉢など、乾山の作品をあれほどたくさん一度に見たのは初めてでした。

兄の光琳の書いた軸物とのコラボ展示もありました。

それからなによりびっくりしたのは桃山の志野が山ほど展示されていたこと。

ほとんど無傷で素晴らしい保存状態です。

あるところにはあるんですね、桃山の志野。

もう溜息が出るだけです。

塗りの椀物も、今の塗とは違って風格を伴った品がありました。

 

けっこうな展示数なのですが息をのみながら次の部屋、次の部屋、と移っていって

気が付けば2時間半があっという間。

 

魂の疲労を感じながらフレッシュジューズを飲んでしばしベンチで休憩、

一緒に行った友達と感想などを話し、帰路につきました。

 

友人と

「あぁ、懐石がしたいねぇ。 早く元のように懐石をいただいたり作ったりしないと

 作法を忘れてしまいそうだわ」

と話しながら戻ってきました。

 

 

展示室の最後のコーナーに、ぽつりとお茶碗が一つ。

 

16世紀半島物の大井戸茶碗。

銘 小一文字 追銘 大一文字

 

まるで 懐石をいただいて、さぁ、お濃茶ですよ。

と言われているような気分で拝見しました。

 

後期展示の『風炉の季節』は7月9日から。

絶対にまた訪れるつもりです。

 

あぁ お茶事がしたい……

 

 

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