こと子の日々の暮らし方

夫婦と猫3匹との平凡な暮らしを日記代わりに綴っています

塩沢御召でお稽古へ 午後から本降りの雨

一昨日に降り積もった雪、昨日も溶けず、今朝もまだしっかり残っていました。

連日最高気温が5℃を下回っていて空もどんより曇っているから仕方ないのでしょうけれど、今日、お稽古に行ったら

京都でも四条あたりは雪なんて全く降ってない、と言われてびっくり!

よく、京都では

丸太町より今出川今出川より北大路、北大路より北山と

寒さが全く違う、と言われるのもまんざら大げさな話ではないようです。

 

そんな雪の残る中、お茶のお稽古に行ってきました。

 

今日は水屋でお稽古に入っていました。

水屋稽古、

点前をされる方の準備をしたり、空になったお菓子の銘々皿を引いてきたり、

点前で使ったお道具が戻ってきたら浄め、次の方への準備をしたり

お点前によっては半東にでたり、

裏方全般のお稽古です。

点前の稽古はもちろんですけれど、水屋のお稽古は本当に勉強になります。

場の流れを見極めつつ、必要な動きをするのは簡単なようでなかなか身に付きません。

 

そして一日のお稽古が終わるとその日使ったお道具を、

金物・土もの・塗り物、と順番に清め、茶室に掃除機をかけ、最後は蹲の片付けと水屋の竹すこのを上げ、

次のお稽古日までの始末をすべて終わらせるまでが水屋のお稽古です。

水屋稽古をさせていただくたび、学ぶことがあるので少しずつでも身に着けていきたいと思ってしまいます。

 

今日の取り合わせ

 

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水屋だったので(まぁいいか)とお召し

ピンクや紫、黄色系の糸のぼかし織の塩沢御召です。

御召は先染め、先練りした糸を織るので柔らかものに比べるとシボが強く出て手触りが少し硬く

本来なら袷でも比較的気温が高い時期に着たり、単衣に仕立ててさらっとした着心地を楽しむ着物ですが今日は色目重視でこちらの着物にしました。

ぼかしが入っているので御召でも小紋の御召という位置づけになります。

色無地の御召ならお茶席などにも着て出かけられる着物です。

 

帯は縮緬の地に水仙が描かれた九寸名古屋。

たれの少し上、結んだときに出てこない場所に作家さんの落款が入っています。

私は水仙の花が大好きで、水仙の帯が欲しくて探して巡り合った帯でお気に入り。

1月には必ず1度は〆て出かけます。

 

帯揚げは絹練り色に金と銀が斜めに織り込まれたちりめん(でもフォーマルな感じはあまりしない不思議な帯揚げです)

帯締めは濃い茶色に一方だけ黄色の糸が織り込まれた平。

模様や柄が一方だけに入ったこういう帯締めは柄や差し色が入っている方を左に出るように使いうとよいようです。

絶対に左じゃないとだめ!ってことはないと思うのですが、着物は打ち合わせが左上になりますし、日本では歴史的に左が上位、とされているのでそういう使い方をするのだと思います。

 

午後になってかなり強く雨が降り、今もまだ降り続いているのですが

我が家の玄関の屋根の下になっているところにはまだ雪が積もっています。

 

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