お正月のお茶室に欠かせない物
色々ありますけれど一般の家庭では最近は見かけなくなったものの一つに綰柳(わんりゅう)があります。
ここ数年、なかなか長いものが手に入らない、と伺っていたのですが
今年は4mを超えるものが青竹に入っていました。
私がまだ幼かったころの我が家のお正月
大ぶりの松の枝に紙で作られた大判小判やガラス(?)製の色とりどりの玉や
千両箱や宝船など、おめでたい飾りを吊るしてお座敷の鴨井に飾ったり
長く枝を伸ばした柳に米粉で出来た紅白の玉を付けた餅玉というものを飾っていました。
でもこんな風に柳を結んで飾る綰柳(わんりゅう、又は結び柳、とも)は
お茶のお稽古をするようになるまで見たことがありませんでした。
今では普段の生活の中で見ることのなくなった火鉢。
炭がとてもきれいです。
初釜でとても美味しいお茶を頂いたのでご紹介します。
鳳次郎ほうじ茶 いただいたのはティーバッグになっている焙茶です。
一包を2Lの熱湯にほうり込み、1.2分で引き揚げます。
朝、このお茶を作ってホットに入れ、朝昼夜と食事の時や
ちょっとお茶が飲みたいときにいただいているのですがとても美味しくて
ほうじ茶独特の苦みや焦げ臭いような匂いもなくて
エアコンの効いた部屋にいて喉が乾燥しやすいので重宝しています。
このお茶と一緒にいただいたのが
初めて食べたのですがどろりと粘りがあって少々食べずらい……
スプーンですくって小さな器に入れていただきました。
甘みがしっかりあってクルミの触感が口の中で程よいリズムに。
ただ、本当に食べにくいです。
上手に食べないと口のまわりや手がべたべたになりそう。
あぁ、水あめのお餅だなぁ、という感想です。
初釜の余韻に浸っていた昨日、母がお世話になっている施設から電話があり
「自室のトイレで転び顔を打たれました」と電話がありました。
電話で聞いたところでは
頭は打っていない
左の眼の横を打ったようで紫に腫れ始めている
本人は意識もはっきりしていて視野にも問題はないと言っている
ということだったのですが、打った箇所が顔、ということで
やはり気になって急遽、様子を見に行ってきました。
本人は「痛いのよ」と言いながらもおしゃべりはしっかりできているので
ひとまずは安心。
もし何か変化があるようならすぐに病院へ連れて行って下さり連絡を下さる、というので今日は私は京都の自宅へ帰ってきました。
でも、こういう時って自宅に帰ったと思ったら翌日電話がかかってきたりするんですよね……
足腰が弱って力が入らないのに何度「トイレに行くときはブザーでスタッフの人を必ず呼んでね」と言っても、人の手を借りなくても自分で出来る!と思っている母は
何度も同じことを繰り返してその都度施設のスタッフさんから私のところに電話がかかってきます。
プライドの高い性格はレビー小体型認知症が進んでもちっとも変わりがなく
なかなかに厄介です。