久しぶりの更新です。
実家へ出かけたり、他にも日程を切られた仕事(?)があったりで
少しバタバタしておりました。
実家の母がパーキンソン病なのは度々ここで書いているのですが
先月あたりから急激に症状が進み、またレビー小体型認知症を疑うような症状が顕著になってきてまして、さすがに母自身も一人暮らしに不安を覚え始めました。
ほぼ毎日、ヘルパーさんや医療で入って下さっている理学療法士さんや訪問看護師さん、訪問薬剤師さんの手をお借りしてやって来たこの数年でしたけれど
これまで左足の震えだけで済んでいたのが時折(疲れやストレスがかかった時などに)首から上が震えることがあったり、「顔の半分に違和感がある」と言い始めました。
(パーキンソン病では筋肉の萎縮から顔の表情の乏しさがみられるようになります)
それでも調子のいい時は割合と元気にしているのですが不調な時との波がずいぶんと大きくなってきました。
そこへ、幻覚や幻聴といった認知症の症状が加わり始めて本人も一人で暮らしているのが怖くなってきたようです。
これまで何度も「施設に入ろうかしら」と言っては
「でもまだまだ家でやっていけるわ」と言っていたのが今回は本気で施設に入ることを決心したので先日から何度も実家と京都を行き来して候補の施設の見学に出かけていました。
そんな中、建物が新しくてきれいで入所者さんたちの表情が、皆さん明るくて
何より母が一番気にしていた食事を施設内の調理室で調理師さんが作ってくれるところが見つかりすっかり気に入った母が「ここに決める」といったので申し込みを済ませたところです。
ただ、3名、お待ちになっている方がいらっしゃるので母は4番目。
やはり皆さんが「いい」と思うところは同じなんですね(当たり前ですよね)
いつ入所できるかわかりませんが、母の気持ちはすでに施設に飛んでいて
カーテンはどんなのがいいかしら、テレビは小さいのを新しく買いたいわ、
冷蔵庫も小ぶりなのを置きたいし。
等と、初めて一人暮らしをする学生さんのように楽しみにしているようです。
一時は「施設になんて行きたくない」と泣いたりしていた時期もあったので
娘の私としてはやれやれ一安心、といったところです。
そんな中、(以前にも書いたかもしれませんが)お茶のお社中様向けの会報の発行時期が同時進行でやってきてました。
流儀の季刊誌ではなく、私が師事している宗匠が持たれている全国のお弟子さんに向けて年に数回発行している会報がありまして、私はそのお役の一部を担当させていただいています。
普段はお献茶の際に我が宗匠がお席を掛けられた模様や水屋に入ったお仲間の感想、
社中で行ったイベント、珍しいお稽古をした際の様子などを掲載しているのですが
コロナ禍でお茶会がすべて中止になっている今、格別に原稿にするような出来事がないので昨年からは全国のお社中様のコロナ禍での生活模様の原稿を寄せていただいて掲載しています。
A4 6Pほどの会報ですが皆様楽しみにしてくださっているようで
お手元に届くと感想などを寄せてくださる方もあって、発送前は少しバタバタしますけれどその分楽しい役員仕事でもあります。
春号のお届け作業が終わってほっとしているところです。
母のこと、お茶の役員仕事のことがひと段落した昨日、買い物に出かけた際に
あるお店の前を通りました。
御菓子司 聚洸(じゅこう)
大宮寺之内を上がったところの和菓子のお店です。
今出川にある塩芳軒という老舗の菓子司の息子さんが独立してやっていらっしゃるお店で、普段は予約していないと買うことが難しいのですが、
「本日はご予約のみにて……云々」という張り紙がお店のガラス戸のところに張り出されていない時には予約なしで買えるものが残っている、ということで
お店の前を通って「本日は予約のみにて……」の紙がない時は(わ、やった!)と必ず立ち寄ることにしています。
で、昨日は
わらび餅が残っているではないですか!
ここの生菓子、どれもとても美味しいのですがわらび餅は特にお奨め。
ご亭主はとても腰の低い感じの良い方です。
以前、社中のおたのしみイベントとしての茶会のお菓子をお願いしたことがあるのですがお店が休みの日にも関わらず快く引き受けて下さって社中一同、舌鼓を打ったことがありました。
昨日買って帰ったのはわらび餅と翠水
三時のおやつに夫と二つずついただきました。
美味しかった♪
庭の杜若が咲きました。
水を張った鉢(大きな火鉢を転用しています)で育てています。
こちらは夏ロウバイ
今年は本当にたくさん花が付きました。
天気予報で梅雨前線が張り出してきているといっていました。
5月もまだ三分の一が過ぎたばかりだというのに、もう梅雨だなんて。
バラが盛りを迎えてきているのに、ちょっと心配です。