今朝、猫たちを庭に出して(もちろん、リードをつけて、です)散歩させてやろうと掃き出し窓を開けると
「わぁ!きれい!」という声がしました。
見ると、散歩と忠らしきご婦人が表に出した牡丹の花に足を止めて写メを取っていらっしゃるようでした。
猫たちを物干し台の根元につないで箒と塵取りをもって庭掃除に表に出ると
今度は観光っぽい女性の二人組(私より少し上くらい?)が歩いてきて
「いい香りがしますね、写真撮ってもいいですか?」と声を掛けてこられました。
「もちろんです、どうぞ写してください」とお答えしながら道を掃いていると
これはなんていう? これは?
と次々に前庭の植物について尋ねられ 少しお話をしました。
尋ねられたのは↑ 左はウラシマソウ、右はムサシアブミ
どちらも鳥が運んできたらしく、ある年 庭に生えてきたのを鉢に起こしてそれから毎年育てているテンナンショウ属の植物です。
こちらは凄く大きな株に育って仏炎苞(花のように見える部分、ここが馬に乗るときの鐙に似ていることからその名がついています)の大きさが15㎝くらいあります。
それからこちらは?と尋ねられたのは
大手毬です。
ちょっと紫陽花に似ている花ですがスイカズラの仲間です。
二人組のご婦人の足を止めるきっかけになった牡丹といえば
一昨日の様子がこれ↑
そして今日はこんな感じに満開に咲きました。
一つの花が直径25センチほどの大きな花で香りが強いので道を歩いている人が足を止めてくださるのも無理はないのでしょうけれど、
ここまで咲き進んでしまうとちょっと残念というか……
個人的には一昨日くらいの開き具合か、
蕾の先が少しほころんで花びらの色が見え始める頃が一番好きです。
こちらもいつの間にか我が家の庭に住み着いて一時期、他の植物を淘汰してしまいようなほどに茂ってしまった白雪芥子
とにかく見つけると抜きまくってやっと今はこの一角だけに落ち着いてもらいました。
ホタルブクロも赤と白とまだらがいつの間にか庭の片隅に住み着いて
それ以来どんどんテリトリーを広げてきています。
庭の仲間になってほしくてあれこれ買い込んで植え付けてみても
我が家がお気に召さなくて消えてしまう植物も多いのですが
「うん、ここがいい!」と選んで育ってきた植物たちの旺盛な生命力にはいつも驚かされます。
今日は牡丹のおかげで見知らぬ方と何人か、
ひとときお話しする機会をもらえた日でした。
ところで、牡丹と芍薬は同じ仲間の植物ですが
牡丹は木、芍薬は草です。
そして牡丹の花は椿のように花ごとボトリ、と落ちて散っていくのですが
芍薬は山茶花のようにはらはらと花びら一枚一枚が散って終わります。
牡丹が終わると芍薬、クレマチスとバラの季節が もうすぐそこまでやってきています。