しばらく更新できずにいました。
先週は実母・義両親ともに少し体調を崩しちょっとバタバタしていました。
急に4月頃の気温になったかと思えば
嵐のような風が吹いて冷え込んだり。
季節の変わり目は誰しも体調を崩しやすいものですが
高齢者は特に注意が必要ですね。
実家の母はパーキンソン病です。
10数年前に左足に震えが出始め、幸い、処方のとても上手な主治医に巡り合えたので
症状はあまり進行せずに済んでいるのですが
加齢に伴う体力の衰えが年々進むにつれて
朝起きる時に身体が思うようには動きづらくなっています。
パーキンソン病の症状を押さえてくれている薬の効果が夜眠っている間に切れて
朝には「薬を飲んでいない本当の身体の状態」になってしまうためです。
スイッチが切れたようになって目覚めるため、朝食をとるのも億劫なようで
果物を少し口にして朝の薬を服用し30分か1時間もすると
目覚めた時が嘘のように割合に動けるようになります。
お医者様は「パーキンソン病は遺伝はしませんよ」と仰いますけれど
私は心ひそかに(私も母が発症した70代になったらパーキンソン病になるかも)と
実は不安に思っています。
大好きなお茶のお稽古を70代になっても続けていたい、と
先週、母と過ごしていて痛切に思いました。
さて、そんなお茶のお稽古
2月最後のお稽古は昨日の日曜日でした。
着物は茄子紺色の地に桜の花びらと手毬が染められた小紋。
桜柄は少し早いような気もしたのですが染められているのが枝月の花姿ではなく
五弁の花や花びらだけなので着て出かけました。
いつもより衿が詰まっていますね。
これは着物を止めているコーリンベルトを新しく下ろしたばかりなので
いつもより少し締め具合がきつかったからだと思います。
帯は金糸だけで織られた手掻きのつづれ
それでなくても少し絞めづらいつづれの帯なのに
金糸なのでほとんど滑らず、帯を巻く際に往生します。
摩擦が強すぎて滑らないのできゅっと締められないのです。
着物との色映りだけを考えてこの帯にしました。
帯揚げは抹茶色に所々薄桃色で絞り染が入っているもの
帯締めは紫に少し白の線が入った平です。
この日はお稽古の後、拝観の予約を入れていた今日庵さんの茶道資料館へ
新春展を拝見に行きました。
そのお話はこの次に。