こと子の日々の暮らし方

夫婦と猫3匹との平凡な暮らしを日記代わりに綴っています

令和二年 晴着を着る機会、ほぼ無し

令和2年もあと2週間を残すばかりとなりました。

 

かつて経験したことのないような日々を過ごすことになってしまった1年でした。

くしくも今日は武漢で最初の感染者が確認された日です。

が、今年の1月頃までは、まだ対岸の火事のように

「怖いね」とは言いつつも、一部の医学者、研究者を除いたほとんどの人がこんなにも日本中、いえ世界中に

新型コロナが広がってしまうなんてことを予想していなかったと思います。

 

今年、中国の春節の時期にはまだ日本も危機感がそれほどなく

中国からの団体客を受け入れ、それからほどなくして

奈良の観光バスの運転手さんの感染が判明したことはまだ記憶に新しいですね。

 

今年を振り返れば

まだまだコロナは他国のこと、と感じていた1月の初め

お稽古している社中の初釜に、浮き立つ気持ちで寄せていただき

その後、流派の家元の初釜にも寄せていただいて

晴れやかな気持ちで迎えた新年でした。

 

ところが、2月には「大勢が集まるお茶会は……」と一気に自粛くムードが高まって

それ以降、お献茶に伴うお茶会はことごとく中止を余儀なくされました。

 

ふと思い返してみると

今年、訪問着を着たのは 1月の初釜だけ。

 

例年なら春や秋のオンシーズンには1週間に2度、お茶会の席に伺うことも少なくなくて

(先日はあの訪問着を着たし、今度はどの訪問着を着て行こう……)と

手持ちの訪問着や一つ紋の入った色無地を頭の中に思い浮かべて

同じような着姿が重ならないように、と悩んだりするのですが

そんなことも全くなかった1年でした。

 

来年はどうなっているでしょう。

 

東京オリンピックも、開催する!、で走っているようですけれど

はたして海外からの選手団がやってくることができるのか、日本はそれを受け入れることができるのか。

オリンピック後に今以上に感染状況がひどいことになってしまわないのか。

 

ネガティブなことばかり考えても仕方ないのですけれど

医療崩壊寸前まで来ている都市圏のことを考えると楽観視はできませんよね。

 

 

画像がないのは寂しいので、散歩道に咲いている椿の花を。

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京都は昨日も今日も、雪がちらほら。

今朝はカーテンを開けると睡蓮鉢に氷が張っていました。

初氷に、初雪です。

 

寒くて縮こまりながら表の道に面した満開の山茶花の花びらが

道いっぱいに散っているのを掃きながら大きく深呼吸すると

体の中の空気が入れ替わるような、朝の空気ですーっと気分が晴れるような気がしました。


 

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