コロナが日本中に広がり始めた頃、
自宅に買い置きしてあった不織布のマスクを大事に大事に使っていて
どこを探しても不織布のマスクが売ってなくてこの先どうしよう、と思っていた頃
中国在住の夫の教え子(国費で夫の元へ留学していた学生さんが帰省先の中国から日本に戻れなくなり上海のご実家で過ごしていました)が国際小包でマスクをたくさん送ってくれてとても助かったことがありました。
毎日、マスクをつける生活が始まってほどなくして
マスクに覆われている顔の部分が赤く火照ったようになり
皮膚科を受診すると
「マスクにかぶれたんですね、これは長くかかると覚悟してください、
これからはマスクなしでの外出はかなわなくなりますよ、きっと」
と主治医に言われました。
私は元々、紫外線アレルギーがあって、ある特定の食べ物を口にした時や
ストレスが溜まっている時、ひどく疲れている時など
日光に当たると日の光を浴びた部分が赤く腫れあがって激しいかゆみが起きるんです。
日焼けのとてもひどい状態、の、もう少しひどい感じです。
紫外線アレルギーは日常的に抗アレルギー薬を服用することと
自分でも気を付けて生活することで長年の間に少しずつコントロールできるようになってきているのですが、
マスクにかぶれるのには困ってしまいました。
マスク生活が始まった当初、布マスクでは予防性がないような気がして
もっぱら不織布のサージカルマスクを使っていました。
そんなある日、ネットニュースで棋士の藤井聡太さんのつけていたマスクが話題になっているのを知りました。
調べてみると、福井県の、主に浴衣用の帯を主製品として生産している織物会社が作っている絹のマスクだということがわかりました。
製造元の『小杉織物』さんのHPで調べてみると抗ウイルスフィルタ内蔵で
しかも私にとってはとてもありがたいUVカット率が99.8%の絹製品ということで
すぐに夫用と合わせて数枚注文しました。
数日たって届いたマスク
数に余裕をもって購入したので未使用のものがまだ一つ在庫として家にあったのでそれを撮影しました。
このマスク、着用してても蒸れず、とても付け心地が良くて
このマスクが届てからはもっぱらこのマスクを使っています。
そして!
この絹のマスクに替えてから顔の赤くかぶれていたところがいつの間にか治ってしまったんです。
嬉しかった(^^♪
先日、ふと思いついてまた小杉織物さんのHPを覗いてみると
あら、びっくり。
マスクの種類がすごく増えているんです。
で、お茶のお稽古の時用に、着物に合わせてもこれからいいかも、と思える
新しいタイプを早速ネット注文してみました。
購入したのはこれ↓
絹の生地にラメ糸でバラの柄やアラベスク模様が凝りこまれたマスクです。
もちろん、顔に当たる部分にはラメ糸は使われていません。
↑ これです。小杉織物さんのHPから画像をお借りしました。
マスクのひもは黒・白のどちらかを選べます。
それにしても、やっぱり絹って素晴らしい素材です。
不織布のサージカルマスクのどんな成分にかぶれていたのかわかりませんけれど
天然素材の絹のマスクだと色々なことに過敏な私の肌に何のトラブルも起きない。
正絹の着物を着るたび、絹の着心地の良さはわかっているつもりでしたけれど
この絹のマスクを使ってみてあたらめて絹というもののすばらしさを実感しました。