なんだか毎日毎日、何をするということもないのにバタバタと過ぎて。
ふと気が付くとオンシジュームの花が咲いていました。
気が付いてあげられなくてごめんよ、と思わず声を掛けてしまいました(苦笑)
このオンシジュームはもう10年前に淡路島にドライブに出かけた時に
『淡路夢舞台』という名前の大きな温室植物園で買ってきたものです。
なぜ10年前、とはっきり記憶しているかというと……
当時の民主党政権が政策の一つとして掲げた「高速道路休日1000円」の余りを食らって
地元民の便利な足だった「たこフェリー」が運航を中止せざるを得なくなって
そのおかげでドライブ当日、明石大橋が異常に渋滞し予約していた淡路島のお寿司屋さんのお昼の営業時間に間に合わないという哀しい思い出があった日だからです。
在りし日のたこフェリーの雄姿。
兵庫県明石市と淡路を結ぶフェリーで通勤や通学や、買い物などに本当に便利に使われていたフェリーで
私も何度も乗ったことがありました。
ご存じのようにその後、諸々の事情により高速道路の休日の格安料金は廃止されました。
でも、運営会社が廃止され、東南アジア(噂にいた話です、確認はとっていません)に売られていったたこフェリーはもう戻ってきません。
上の画像のオンシジュームを買ったあの日、
渋滞でちっとも動かない明石大橋の上で怒りながらハンドルを握っていた夫の横で
予約していたお寿司屋さんに状況を話す電話を何度か入れ、
かなりの余裕を持って出かけたにも関わらず結局ランチの時間に間に合わなかったときの気持ち、今書いていて思い出しました(笑)
あれから10年、その年によってたわわに花をつけてくれる年もあれば
今年のように1本しか花が上がってこない年もあって
まるでその時の私の気持ちの余裕がそのまま花茎の本数にあわられていることに気づいて苦笑いしてしまいそうになりました。
花も手をかけてあげれば答えてくれて見事な姿を見せてくれるし
余裕がなくて手入れを怠ると寂しそうにポツン、とした姿で咲いています。
今日は朝から何度も実母が入院しているソーシャルワーカーさんから電話連絡があり
母と面談してくださった結果を知らせてくださいました。
夜一人でいるのが怖い、
見守りしてもらいながらお風呂に入るのが落ち着かない、
ケアマネさんが気に入らない、
等々、
話を聞いてくださるのをいいことに次々と不満に思っていることを話したようです(*_*)
こんな時、姉妹がいたらどんなに良かったかしら、と
ないものねだりしてしまう一人っ子の私でした。