今日は「暑い!」と口をついて出る陽気でした。
観測史上一番遅い時期の夏日だったとか。
かかりつけの病院でリハビリ入院中の母の介護関係のことで病院のソーシャルワーカーさんと面談をしていただく必要があって出かけたのですが
病院まで自転車を漕いでいると汗をかきました。
面談を終えて(コロナ対策で基本的に入院中の母とは会うことはできません、担当の看護師さんを通してのやり取りになったのですが)母の洗濯物を渡し、
看護師さんから「お元気にしていらっしゃいますよ」と様子を聞いて京都へ戻ってきました。
家に帰ってみると難アリで格安販売されていたリサイクルの着物が届いていて
留守の間にたまっていた家事を一通り片付けてから包みを開けてみました。
「難アリ」は襟のファンデーション汚れです。
以前から濃い紫の小紋が欲しかったのと、年齢の割に手が長い(私の裄寸法は1尺8寸5分)のでリサイクルものでは雪が足りないことが多いのに各部の寸法がまるで誂えたようにぴったりだったので思わず買ってしまった小紋なのですが
こんな風にくっきりとファンデーション汚れがついていました。
この小紋を購入した時にはお手入れをいつもの呉服屋さんにお願いするつもりだったのですが
汗抜きのあと京洗いをして襟の染み抜きをするとこの小紋を買った値段くらいかかってしまいそうだったので
ダメ元で
この心強い味方の出番となりました。
とりあえず襟のファンデーション汚れをこれで落ちるか試してみて
ダメな時は呉服屋さんにお願いしよう、とセコイことを考えたわけです(^^;)
だって、このエリモト、本当に心強い味方なんです。
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エリモトをガーゼにたっぷり含ませて
ためらわずに襟をシャシャッと拭いていきます。
汚れの部分に叩き込むのではなくて汚れを周りに均等にのばすようなイメージです。
で、結果は
画像で見るとまだ少し跡がわかりますけれど
目視だとほとんどわからない程度に落ちました。
この着物、難ありで購入しましたけれど
襟の汚れ以外は本当にきれいで袖口や裾も入念にチェックしてみましたが汚れもなく
変なシミやしわもありませんでした。
掘り出し物だったようです。
秋にぴったりの色目なのでお稽古に気軽に着て行けそうで楽しみです。