毎月第一金曜日は特別なお稽古の日。
午後からお稽古に出かけてきました。
もう9月に入ったので着物ルールでは「単衣」の季節なのだけれど
そして巷ではよくてもお茶の場面では着物の季節のルールは守るべきもの、と言われているようだけれど
お稽古だからいいよね、とても単衣なんて着られないわ、と今日も薄物を着て行きました。
でも、盛夏を過ぎているので落ち着いた色目の絽の茶屋辻小紋に
黒地の紗の露芝柄の九寸名古屋。
この絽小紋、前にも書きましたけれど私には似合わない(と自分で思っています)のですが
今日は少し工夫をして、いつもより半襟が多く見えるように長着を着つけ
帯揚げを白一色のものにしてみました。
というのも、先日この着物を着た際に、今日締めて出かけたこの帯を一度は着物に合わせてみたものの(うーーーん、なんだか違う……)と、結局別の帯との取り合わせにした際に
『白場を多くすれば印象が変わる』ということに何となく気づいたので
hibinokurasikata.hatenablog.com
秋のイメージで黒の帯でも白い部分を少し増やせば組み合わせられるんじゃないか、
と一度試してみたかったからです。
まぁね、自分が気にするほど他人さまは私の着物のことなんて
気に留めてはいらっしゃらないんですけれども。
昨日は新潟の三条で9月初の40℃という気温を観測したとニュースで行っていましたけれど
それでも着物を着ている時に
(あら、少し暑さがましになってる?)と思いました。
いつも着付ける部屋は大きな三面鏡の置いてある私の寝室で
南向きの二階の部屋なので日当たりがとてもよく
夏には耐えがたい暑さになりますもので、遮光カーテンを引き
エアコンをガンガンにかけて着物に着替えるのですが
今日はエアコンをガンガンにしなくても何となく着ることができました。
夜には虫の音も聞こえるようになって、
それなりに季節が移っていっているのですね。
今日のお稽古は
名水点て
皆具での薄茶、といった具合で
私は名水点てを見ていただきました。
お社中のお仲間が朝から宇治の七名水に数えられる
『桐原水』を汲んでお持ちくださったので
ありがたく使わせていただきました。
まろやかでとても飲みやすい、そしてあと口のすっきりとした、それは美味しいお水でした。
お稽古仲間の方のお心使い、お手間いりに感謝の一服をおいしく頂戴しました。