買い求めた時は「似合う」と自分では思っていたのに
ある時、羽織ってみると突然似合わなくなっている、ってこと
洋服でもありますけれど、
着物でも当然のこととしてあるんですよね。
私はどちらかというとはっきりした顔立ちで(所謂、和服の似合う日本美人タイプではありません・汗)
それでも若い頃はその若さのパワーで着ることができていた
『ぼんやりした色合い』の着るものが
数年前から哀しいくらいに似合わなくなってきました。
先日、紋紗の着物を着た時に
(あぁ、この着物も限界だわ)と鏡の中に悲しい現実を目の当たりにしました。
あの日の画像を着物部分だけトリミングしたらこんな↑画像になっちゃいましたけど
こういうぼんやりした色が本当に着こなせなくなりました。
で、考えたのが『染め替え』です。
幸い、この紋紗は一色の地紋色無地
汗も吸っているだろうし一度洗い張りに出そうと思っていたので
そのついでに別の色を掛けてもらって仕立て直してもらおうかと思っています。
どんな色がいいか、今、あれこれ考えているのですが
薄物の着物で持っていない、黒紅なんてどうかな、と思ったりしています。
紋紗なので絽ほど長襦袢の色は透けて見えないのですが
黒っぽい着物の下から白の襦袢の色が見えたらあまりきつく見えないかな、と考えたりしています。
もう一枚、明らかに似合わなくなっていると思うのは
この灰青色の小紋です。
この着物は色掛けしてしまうとせっかくの伊勢型紙の染が台無しになってしまいますよね。
どうしたものか。
帯の色を工夫して「エイヤッ‼」と勢いで着るか……
こちらはもうしばらく悩むことにします。
庭の蓮、開き始めました。
まさかのコロナでこんなことが起きるとは思ってもいなくて
本当は昨年の今頃に、来年の夏は三室戸寺の蓮を見に行こう!と思っていたのですが
今年はまだ花を見に出かける、という気持ちにはなれそうにありません。
来年こそは、穏やかな気持ちで花の名所を訪ねることができますように。