昨日のお茶のお稽古、
いつもより早めにお稽古場を出て、
「時間が大丈夫なら一緒にどう?」と誘っていただいて
『 京の冬の旅 非公開文化財特別公開 』
で公開中の尼門跡寺院、
光照院へ行ってきました。
観光寺院ではない門跡寺院は昨今、お寺の維持が大変難しいようで
院内の建物のうちいくつかは一昨年、関西を襲った台風の被害の修復が出来ていないようでした。
有名な寺院で観光客が年中訪れるところや
特別貴重な寺宝も有しているところ、
墓所や駐車場など土地を利用して経済的に潤っているところを除いては、所謂檀家さんを持たないお寺を維持していくのは大変なことなんだろうと思います。
ボランティアガイドさんから修復のための寄付の案内などもあって文化財の保護の難しさも感じた訪問でした。
こちらの門跡は門の中については建物も外の景色も写真の撮影は禁止ということで、
入口の門のみ画像を撮らせていただくことができました。
寺内のお庭に樹齢500年と言われる、それは見事な五葉松の大木があって、その松の緑から、
常盤御所と呼ばれていたそうです。
この光照院は同志社大学、新町学舎のすぐ北側に位置しているのですが
上立売新町を少し西に入った露地から袋小路になっている道をいかなければたどり着くことができない場所で少しわかりづらいかもしれません。
御本尊の清涼寺釈迦はそう古いものではありませんが今回、特別に本堂において公開されていた毘沙門天さんは本来なら毘沙門堂に納められていて年に1日のみの公開、ということでした。
貴重な毘沙門天を拝見することができました。