1月2日
初詣は毎年恒例、賀茂別雷神社(上賀茂神社)にお詣りしました。
その日のことは1月3日のブログに書きましたけれど
その日の着物はタイトルの通り。
着物は暮れにもお稽古の時に着用した濃灰青の総絞り
とても柔らかくて暖かく寒い季節には出番が多くなります。
帯は爪掻本綴れ
綴れの帯は固くて締めにくいものが多いのですが
こちらの帯は純金箔糸を用いて織られているので一層締めにくいです*1
胴に巻いた手先部分をきゅっと締めようにも摩擦が大きくてなかなか思うように締まってくれません。
金属を撚った金箔糸で作られているので普通の絹糸のように滑らないんですね。
純金箔糸というのは漆紙に漆を塗り、その上に金箔を貼りつけ
それを細く細く裁断したもので、この帯はその裁断された金箔糸を撚って
爪で掻いて織られたものです。
締めにくいのと金一色なので普段は使う機会があまりなく
お正月のような機会にしか締められない帯です。
実物は画像で見るよりももう少しキンキラしています(^-^;
光に当たるとキラキラと輝くので本当に締める機会が限られてしまう帯です。
初詣の後、これまたやはり恒例の上賀茂神社そばのすぐき屋さんの
『なり田』さんへすぐきのお漬物を買いに行きました。
店内の様子
今の時期は古漬けと新漬けの両方を販売されています。
我が家は夫が古漬けを好むのですぐきの古漬けと
ひの菜のお漬物、それに私の大好きな紅大根のお漬物(これは店頭には並んでいなかったので奥から出してもらいました)
↑この紅大根のぶぶづれ、すごくおいしくて
なり田さんに行くと必ず買って帰ります。
お正月のごちそうやお餅で少し疲れた胃に
すぐきやぶぶづれでのお茶漬けが今は一番美味しく感じます。
*1:+_+