お茶のお稽古をしていると普通ならお知り合いになることがない様々な業界の方とお稽古仲間になる機会に恵まれます。
異業種交流、と言う事でもないのですがその専門分野の方だからこそ伺える
興味深いエピソードやお仕事上の苦労や面白い点など、
連座した時に色々とお話を聞くことが出来るのもお稽古の楽しみの一つです。
私がお稽古している社中にはプロの陶芸家の方がお二人いて
一人は女性、代々続く窯元の跡取り娘として今、家を背負って頑張っておられます。
しばしば雑誌やTVでその活躍を見るたびに、
お稽古でご一緒しているとごくごく普通の気さくな人なのに、と
なんだかちょっと不思議な気もします。
もうお一人の陶芸家さんは以前、夫の還暦の祝賀会を開いてくださった方々に
御礼の品とお渡しするコーヒーカップを焼いてくださった方です。
その陶芸家さん、今、5人のお仲間と『祝いの膳』という企画をこちら↓のギャラリーで開催されています。
案内状
私はこの方の作られる器の雰囲気がとても好き。
百貨店での個展や今回のギャラリーで紹介されている作品は芸術的なものが多いのですけれど
茶道具や普段使いの器も作られる方です。
薄造りで手に持った時に軽く、カップやお茶碗などは口に触れた時の感じがとてもやさしいのもこの作家さんの特徴です。
おしゃれなお店が多い北山通り、
会期中にぜひお訪ねしてみたいと思っています。