毎年、この時期になると思わず立ち止まって見上げてしまう、
堀川通の街路樹
イチョウがまさに黄金色に色づいて見事です。
京都に有名な紅葉の観光スポットはいくつもありますけれど
まっさかりの時期になると人だらけであまり近づきたくなくなります。
堀川のイチョウ並木以外に私の好きな紅葉スポットは
京都府立植物園です。
桜の時期も、秋の紅葉も、以前はそんなに人も多くなく
数百円の入園料で一日中いることが出来る植物園は大好きな場所。
ところがこの数年、その植物園でウェディングカメラマンを連れた撮影会をしている
カップルを多く見かけるようになりました。
当然のように通行している人を規制し、時には立ち入ってはいけない花壇の中に入り込んで撮影しているカップルやカメラマンなどスタッフを見かけるたびとても嫌な気持ちになっていました。
日本人カップル以外にも中国の方もとても多くて
それは植物園だけではなくて、もうこの数年、京都の町のあちこちで見かける光景になってしまっています。
ウエディング用のそういう撮影を引き受ける業者さんがたくさんあるようで
このところ『絵になる景色』の場所ではマナーをわきまえず周囲の人々にも迷惑をかける撮影はとても多いんです。
先日、地域版のニュースで京都府立植物園が業者を伴った写真撮影を有料化した(する?)、ということを知りました。
有料化といってもべらぼうに高い金額ではないのでそれによって業者によるカップルの撮影がどれほど減るかはわかりませんが、
料金を徴収し、植物園スタッフが付き添いをして決められた時間内での撮影を許可する、という方針らしいので
これまでのように花壇を平気で荒らすような撮影や、他の一般の入場鑑賞者の邪魔をするようなことはきっと減るだろう、措置だと思いました。
京都府立植物園の紅葉です。
この池の周りには立派なカメラを持ったカメラ小僧ならぬ、
カメラシニアが大勢いました。
スマホのカメラを思い切りズームして取ったので画質が悪い(T_T)
アオサギ?でしょうか。
植物園の池に住む小魚をねらっていたようでした。
こんな風に、ウエディング業者に邪魔されずみんなが紅葉を楽しんだり
写真を撮ったりできる環境を、植物園だけでなく
有名寺院などでも何か有効的な対策を取ってほしい、と切に思ってしまいます。