毎年11月の中頃に友達が制作しているステンドグラスのランプの展覧会が
京都文化博物館の旧館であります。
京都文化博物館は元の日本銀行京都支店だった建物で
重文に指定されています。
ランプ展の展示会場は銀行時代の姿のままで館内は薄暗く
ランプの展覧会にはまさに打って付け。
雰囲気がとてもいいんです。
今日、upする画像は様子を見やすくするために画像編集でかなり明るくしています。
天井の様子
↓これでもまだかなり明るく編集してあります。
友人と私は大学時代の同級生。
彼女は京都生まれ京都育ち、しかも、本物の京都
四条堺町の、とある有名な老舗の娘です。
京都の老舗の人たちはまるで大きな一つのサークルのように
繋がっていて、〇〇さん、というとみんなが知ってる、みんなつながってる、という世界なのですが彼女はそんな環境から少し離れたくなったそうで
高校まで通っていたミッション系の大学へ内部進学することを止め
私と同じ神戸の大学へ入学しました。
入学式でたまたま近くの席に座っていて
私は彼女を一目見たとたんに
(こんなきれいな人、初めて見た。絶対に友達になりたい!)と
柄にもなくこちらから声をかけて
その日から卒業までの4年間を毎日一緒に過ごしました。
実は、夫と初めて会った時も彼女が一緒で
その後も、彼女がいなければ夫と私は結婚できていたかどうかもわからない、
という私と夫にとっても運命のキーパーソンでもある人物です。
会場の様子
ランプの向こうに見えている格子は昔の銀行の窓口です。
この格子越しにお金のやり取りや取引をしていたんですね。
友人がやっているランプはそのほとんどがティファニーモデルです。
毎年見せてもらうのを楽しみにしているのですが
彼女も私と同じように、自分のお母さんと、旦那さんのお母さん、
二人の87才のお世話をしながらの製作をずっと続けていて
「ランプ作ってると色んなことを忘れて没頭できる」と言います。
余りの難しさに、何度も
今年は作品が出来ないかもしれない、といったりしていますが
会期になるとちゃんと複数点仕上げているので心からすごいなぁ、と感心します。
今日はランプ展を見た後、美味しいケーキ屋さんにお茶をしに入り
おしゃべりに夢中になっている間に気が付いたら3時間が過ぎていて外は真っ暗(^^;)
急いで夕飯の買い物(大丸でお惣菜・汗)をして帰りました。