東山の知恩院で流派の家元によるお献茶式。
昨夜の京都はかなりの雨で、
天気予報では今日の午後も雨、と言う予報。
朝起きてみるとどんよりと重い空。
ちょうどお手入れに出そうと思っていた花丸文の付下げに、
春秋の華園と銘の織り込まれた袋帯、
フルレングスの雨コートに、
晴雨兼用の合皮の草履で出かけました。
帯は実家の和箪笥に入っていた、多分かなり古いものです。
知恩院までは自宅からバス一本。
でも、大門をくぐってから山門までは上り坂を10分ほど歩かないといけません。
湿度の高い今日、この坂を上って行くと
袷の着物では汗をかくほどでした。
途中、こんな飛び出し坊や、ならぬ
飛び出しちゃダメよ小坊主さん?
なんか可愛い^_^
山門下まで着くと、あと1週間に迫った新年号が。
そうです、
今日のお献茶式とお茶会、
私にとっては平成最期のお茶会になりました。
桜の花は終わってしまいましたけれど
むせるほどの緑、
新緑に包まれた寺内がそれは美しくて
途中、天気予報通り、激しい雨が降ってきましたけれど、
木々の葉を打つ雨の音さえも清しく感じました。
献茶式、濃茶席、薄茶席と回って、
点心席は知恩院の炊事部のお手間入りのお弁当でした。
たっぷりとした主菓子を濃茶席、薄茶席で2つ頂いた後なので点心のお弁当で、もうお腹いっぱい^^;
こちらは本日の記念のお供物の麩の焼きと、
拝服席の干菓子。
麩の焼きは亀屋清永製、
お干菓子は末富製でした。
さて、今日は試しに平置きコーデ?なるものに挑戦してみました。
着物ブロガーさんがよくアップされている、
画像を撮る、と言うものですが、
これ、以外に難しくて。
いつも着物と帯の組み合わせを考えるときはこんな風に
着物に帯を乗せてみて様子を見るのですが、
実際に着てみるとイメージが違ったりします。
平置きコーデ(実は私、このコーデ、と言う言葉があまり好きではありません)の写真を撮るのって難しかったです。
真上から撮るとスマホの影が写り込み(スマホで撮影しています)、
影を入れないようにしようと思うと間延びした写り方になってしまいました。
皆さん、どんな風に撮っていらっしゃるんでしゃう?
そもそもスマホで撮影、に無理があるのかしら?(汗)