今日は朝からいいお天気。
天気予報通り、ぐんぐん気温が上がって行きました。
昨夜、夫から「明日は晩御飯いらないから。懇親会」
と告げられ
(カレンダーに書いてないやん‼ ←我が家のルール、お互いの予定は居間のカレンダーに書いておく)と思いつつ
そうだ、じゃあ野村美術館へ行ってこよう!と
以前から今週中には行こうと思っていた
野村美術館の『茶道具で花見』展へ出かけてきました。
夫の勤め先は木曜日の午後が教授会、
そして、4月と7月、12月には会議の後、懇親会という名の飲み会があるのです。
4月の懇親会は新しく赴任してきた方の歓迎会というか
顔合わせも兼ねているようで、
所謂、新歓コンパ?的なことでしょうか(笑)
夫の夕食がいらない日は出かけていても
なんとなく気持ちにゆとりがあるのでゆっくりできました。
せっかくなので昨日記事にした新しい草履の履き心地を試しましょう、と
着物で出かけました。
気温がぐんぐん上がっていたので爽やかな色目の小紋に
縮緬地に藤と菖蒲の染付帯で。
この帯は藤の絵を、とお願いして京都の作家さんに描いていただいたもので
毎年、GWまで、と決めて結ぶことにしています。
前帯の柄が、この画像の藤の花と
反対側は菖蒲の花になっています。
私はいつも帯は関西巻きで結ぶのですが
この藤の柄は関東巻きの時に出てくるように絵付けされています。
そんなわけで、今日は結び慣れない関東巻きで帯を結びました。
いつもの関西巻きの時は左の肩に手先を乗せて
自分の体の右側から左に向かって帯を巻くのですが
逆に結ぶ、ただそれだけのことが、慣れていないととても難しいのです。
力の入れ具合、帯のひき具合、
いつもは無意識にしている動作が、ともすると
?あれ?どうだっけ? って感じになってしまいます。
肝心の新クラリーノの草履ですが。
当り‼‼‼ でした。
草履が軽く、天にクッション性があるので歩いていても疲れることがなく
鼻緒もある程度の太さがるので擦れていたくなるようなこともありませんでした。
これならお稽古の道中や普段履きに、色違いでもう1.2足買ってもいいかも、
と思いました。
美術館の展示は、点数こそ少ないものの
いずれも素晴らしいお道具ばかり。
来週からは後期展示で大掛かりな入れ替えがあるので
後期の展示も見に行かなくちゃ。
野村美術館を出て、少し歩いて南禅寺の門前まで。
暑くて、冷たいものが欲しくなったので門前にあるカフェに向かいました。
立派な邸宅を丸ごとカフェにしてある
『草川茶屋』
メニューに値段が載っていなかったら
【お気軽に】立ち寄れない雰囲気満載のお店です。
でもね、ここ、中が広々していて
邸内に流れる小川や滝のお庭の景色が素晴らしくて、
静かでとっても落ち着くんです。
私が入った時はたまたまお客さんが誰もいなくて
カフェスペースの写真撮り放題でした(^_-)-☆
この写真を撮った後すぐにカップルが2組、
続いて初老の外国のご夫婦らしき二組、4人の旅行客が
次々と入店されて
(もしかして私が呼び水になった)と一人ニヤニヤ。
着物だと暑い今日の気候だったので
冷たいパフェとアイスコーヒーが美味しかったです。
カフェを出て最寄りのバス停まで
南禅寺付近の豪邸ばかりが集まった一帯を歩きました。
名前を聞けばどなたでも知っているノーベル賞受賞者のお宅や
このところ急に話題の人になった万葉集の研究者のあの方や
元総理で某戦国大名の末裔のあの方の別邸や、
それはそれは超がつくような豪邸ばかりが並ぶ界隈です。
哲学の道や南禅寺、永観堂がすぐそばのこの界隈はもう桜もほとんど終わっているので
観光の方も姿もほとんどありませんでしたけれど、
これ、個人のお宅の枝垂れ桜。
まだ咲いていたので写真に撮らせていただきました。
出かけてきたときと、帰り道と
どちらもバス停一つ分、歩きました。
草履の履き心地を試したかったのと
最近、おやつを食べてばかりなので、ちょっとだけ反省して。
1万歩には足りなかったけど、良しとしましょう。