今日、お昼ご飯の後片付けが終わってテレビをつけたら
『徹子の部屋』をやっていました。
お二人とも和服をお召でした。
それでなんとなくそのまま番組を見ていたのですが
そういえば、と思い出したのは
二十歳の時に夫(当時は彼氏でした)と観た『燃える秋』と言う映画。
真野響子さんが主演した、五木寛之さんの作品を映画化したものでした。
どちらからこの映画を観ようと誘ったのか、
どうしてこの映画を観たのか
まったく記憶にないのですがこの映画を一緒に観たことだけは鮮明に覚えていて
何だか後味が悪かった、と言う印象を記憶しています。
佐分利信さんが演じていた中年(初老?)の男性の
狡さ、身勝手さが嫌悪感を覚えるほど見事で
まだ若く純粋だった私にはそれがたまらなく嫌だったように思います。
真野響子さんの演じる優柔不断な主人公も
当時の私には理解できませんでした。
私にとってはすっきりしない後味の作品だったから余計印象に残っていたのかもしれません。
『風林火山』
武田晴信(後の信玄)の側室、諏訪の由布姫 役で出演されていた時。
(さっき調べてみたらこれが彼女のデビュー作だったらしい)
声が太くて低く、それまで私の中でイメージしていた諏訪御寮人とはかけ離れた印象だったのでキャスティングにあまり納得できないまま1年ドラマを見ていたので
これまた印象深い女優さんです。
真野響子さんは後に平岩弓枝さん作の『御宿かわせみ』で主人公のるいさんを演じるのですが、私はこのドラマが好きで私の中での女優・真野響子の印象は払拭されることになります。
今日、『徹子の部屋』で着用されていた和服
真野響子さんは一枚の反物を少しずつ色を変えて染められた小紋(かな?)
帯との取り合わせは(こんな組み合わせ方もあるんだなぁ)という印象。
ある意味、斬新な取り合わせのような気がしました。
何より目を引いたのは帯締め。
見事な帯締めですよね、道明かなぁ。
柴本幸さんは若々しい縞柄の小紋にすっきりとした白地に墨で一文字書かれた帯。
番組を途中で見たのでわからないのですが、もしかしたらご自身で書いた?
それとも有名な書家の手によるものでしょうか。
母と娘、二人並んだ時にとても調和のとれる和服姿になっていることが
素敵でした。
柴本幸さんの紫の帯締めはお母さんの真野響子さんの右袖の紫に合わせてのお色目かな、などと色々考えながら観ていたらお話の内容は全く覚えていないという、
自分の興味がどこに向いているかを思い知った次第です(笑)
今日のおやつ
この一年ほど、おやつの時に合わせて飲むのは
ネ〇レのカプセル式ドリンク。
手軽に飲めて、そこそこ美味しいと思います。
今日は抹茶カプチーノ
お供は桜餅とわらび餅でした。